ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」の最終回を見て、錦戸亮演じる”つかポン”こと小林司の12分にも渡る名言トークに、自分を重ね合わせて共感。
育休取得⇒会社を辞める⇒ダブルしゅふ=兼業主夫という道を歩んでいる私は、感動してつかポンと飲んで語りたい!と正直に思いました。
札幌在住妻子持ち42歳男、脱サラして表向き自営業で中身は主夫
つかポンのセリフ内容と私の共感ポイントである「今を生きる!」ということについて私の経験を交えながらドラマの感想を書いていきます。
こんにちは、会社を辞めて2015年から兼業主夫になり子育て・家事・仕事をしている札幌在住のケンさく(@kensaku358)です。
子育てしているサラリーマンのあなたなら、家庭と仕事の板挟みにあって、困ってしまうという経験をお持ちではありませんか?
特に子供が小さいうちは、子供と関わりたいし、奥さんの負担も軽減したい。
でも、仕事が忙しくて毎日帰りが遅く、できることも限られている。
それなのに、ふとした時、奥さんからキツ~イ一言、そして言い合いして夫婦喧嘩へ・・
こんな悩みの解決策のヒントの一つに「ウチの夫は仕事ができない」最終回の錦戸亮演じる”つかポン”のセリフがピッタリ!と思いました。
40年間会社で働き続けるのがあたりまえのように思っているあなたが、ちょっと立ち止まって自分の人生について考えたり、奥さんと語りあうきっかけになると思います。
そして、語り合った後は心がほんの少し温かくなるはずです。
ケンさく
タップできる目次
ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」最終回での錦戸亮演じるつかポンの名言トーク・セリフ
10年後には、ある程度の子育ては終わっていて仕事に専念出来る日々を送っていることでしょう。
だけどその頃にはもう、僕たちの腕の中には膝の上には必死でシャツにしがみつきながらよじ上ってくる小さなあの子は・・・いません。
どこまでもまとわりついてきて、やることなすこと、全部邪魔してくる、小さなあの子は、いません。
仕事で外回りに出る、暑い夏の日、ふと空を見上げた時、あの頃笑いながら、一緒に走り回った芝生をびしょ濡れになって一緒に遊んだ、あの日の青空を思い出して過ぎてしまった時間の愛おしさを知ることでしょう。
汗のにおい
ミルクのにおい
粉々になった、クッキーのかす
小さなぬいぐるみ
泥だらけの靴下
おしっこを失敗してしまったズボン
カレーまみれのシャツ
パパーとあなたを探す声
バタバタと走る足音
おかえり〜と響く声
廊下を横切るちいさな姿それは、今の僕たちの日常にあるものです。
だけど、その日常こそが、特別なんです。
一生のうちの、たかが数年間の出来事なんです。
その数年間に、過ぎ行く今に数えきれないほどの愛おしさが、死ぬまで忘れられないほどの思い出が、たくさん、たくさん散りばめられてる。
僕たちは、これから一生、どこにいても何があっても子を想い、心配し、愛し続ける。
だけどこの腕の中で、膝の上で、パパーと見上げてくるあの子をギュっと抱きしめられる時間は、
とても、とても短い
あの、私は、思います。
仕事は大切です。生きていくために必要です。
がんばらなければならない場面もあります。
男にとっては自分の存在意義を感じられる場所かもしれません
だけど、私たちは、親になって知ったはずです
自分の命よりも大切な存在が、この世にあることを。
子供は、未来に向かって羽ばたいていきます。
子を育てるという事は、未来を育てるという事なんです。
豊かな人生とはどんな人生なのか?
たった一度しかない人生をちょっと立ち止まって考えてみてもいいんじゃないかなぁと。。。
そして。
あの、私の妻は心配しています。
あの私が、ほんとは、仕事を、がんばりたいのに、無理をしてるんじゃないかなぁって。
思い返せば1年前、妻に言いました。
僕は仕事ができません。
僕はあなたの理想の夫からはほど遠い夫なんですと。
そんな情けない僕に、妻は、一緒にがんばろって言ってくれました。
僕は、妻がいたから、妻の助けがあって、仕事をがんばれました。
大きな仕事も任せてもらえるようになりました。
だけど、そうなって初めて、うん、
僕は、仕事より大切なモノに気がついてしまったんです。
仕事は楽しいです。
もちろん頑張りたいと思っています。
だけど、どうしても、僕の人生の中で、仕事が1番に来ないんですよね。
どうしても、どうしても、家族が1番に来てしまうんです。
社会人として、誰かのために頑張りたい。
役にたちたい、それも本音です。
だけどやっぱり、家族が、1番で。
仕事を1番に考えられない人間は、もしかしたら社会では、出来ない人と、呼ばれてしまうのかもしれません。
だとしたら、僕は、胸を張って、妻に言います。
僕は仕事ができません!
お風呂でHuluの「ウチの夫は仕事ができない」を見ていて、このセリフを聞いた時に鳥肌がたちました。
まさに私が、会社を辞める時に考えていたことだと。
「今を生きる」
この事につきます。
以前、エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にするを読んだ後にブログ記事にもしました。
本当に重要なのは何か?エッセンシャル思考を読んで思い出したこと。
その時にも書いてますが、本当に錦戸亮演じる”つかポン”のトークそのものでしたね。
人それぞれの生き方がある。あなたは、自分の人生を生きてますか?
子供が小さいうちに関われるのは、本当に人生においてほんの少しです。
3年前、まさに優先したいことは会社での仕事ではなかったのです。
ほんの数年しかない子供と接する時間、そしてこの時期にしか味わえない家族との時間。
私にとっては、その時1番優先させたい大事なことでした。
そして、妻と何度も話し合いをして、出した答えが私が会社を辞めて兼業主夫になるというもの。
世間からみると、主夫=ヒモのイメージです。
それが現実の世の中。
少しでも稼いでいたとしても、良い会社で働いていることがスゴイとされる世の中ですので、批判されても評価はされません。
家事男子や主夫でTVで取り上げられても男性は評価されない社会
でも、男であろうと女であろうと、考え方や価値観は人それぞれです。
多くの人が行っていることが正しい事とは限りません。
自分の人生ですから、自分が大事にしたいことを優先させることも自由なのです。
ただし、周囲の目を気にしないというチカラは必要です。
- 男が外で働き、女が家庭を守る。
- 収入がなきゃ家族を守れない。
- 妻に働かせて自分は楽するのが男のやる事か?
いろいろ考え方はあることでしょう。
でも、人それぞれの個性、性格、環境などがあるのです。
それが、多様性だと思います。
自分と違う。世間ではあり得ない。
そう思っているのは、あなたの価値観。
皆があなたの価値観と一緒とは限らないのです。
いろいろな人がいて、いろいろな生き方があって当然なのです。
あなたは、自分の人生を生きてますか?
男だから仕方なく会社で働き、死にそうになりながらとてもツライ毎日を過ごしてませんか?
男性も女性も人生は無限ではない!有限である。
あたりまえのことですが、すぐ忘れてしまうことでもあります。
「人生は有限。」
事あるごとに考えてしまいますが、私の母は58歳、妻の母は62歳の時に病気で他界しています。
もし、自分も同じく58歳で他界するとしたら、あと13年・・
こう考えると、今できる事の幸せをかみしめながら、出来る限りやりたい事をやり切らなければと思ってしまいます。
時間に余裕ができてからやろう・・
老後にゆっくりと・・
そんなことを言ってられないと思ってしまいます。
老後に幼くてかわいくて、どこまでもまとわりついてくる子供はいないのです。
自分の体も衰えて、体力も気力も減っていくのです。
人生は有限であるということを意識すると、行動も変わってくるのではないでしょうか?
あなただけでなく、パートナーも一緒です。
今これからの人生のこと、もっともっと大事な人とお話しする必要がありませんか?
自分の人生なのですから、もっと自由に生きていいのです!
パートナーとコミュニケーションをはかり、自分のこと、パートナーのこと、家族のことをもっと語っても良いのではないでしょうか?
今までは考えられなかったこと、無理だと思っていたことが解決の方向に向かうかもしれません。
実は、奥さんがやりたい夢があり、才能も持ち合わせているかもしれません。
もし、気づかないでいたり、チャンスを延ばして年齢だけ重ねているとしたら、とてつもない後悔となるかもしれません。
私の場合、現状は子供達と密に関われること、そして、自分の思うような働き方をさせていただき、妻には頭があがりません。
とても感謝しております。
私と自分の父親の関係を考えても、やはり、小さい子供時代の関わりは重要と感じています。
私の父親は、生活のために仕事一筋で働き、私が子供の時は遊んでもらったという記憶がありません。
ですので、仕事に余裕ができて子供と関わりたい時には、子供の方が嫌がります。
それで、子供が大人になった時に相手にされるかというと、トラウマではないのですが、心を開きにくいということに。
まあ、もっと複雑にいろいろな感情や環境も含まれているのですが、私も含めた兄弟はこんな感じです。
やり方、接し方などもっと上手く行えば違う結果になるのかもしれませんが、自分の境遇を考えても、私の中では、家族優先というスタイルは譲れないものになりました。
会社を辞めて家族優先スタイルという決断をして3年経過した主夫の現在は
家族優先スタイルという決断をして約3年経過した現在では、どうなったか?
私は会社を辞めて自営業、妻は会社員。
家庭では、ともに主婦と主夫業をこなしています。
だから「ダブルしゅふライフ」
少なくとも、私は望んだ生活をさせていただき、日々幸せに生活しています。
そりゃあ、子供に怒鳴ったり、在宅での仕事ですので、子供に邪魔されたり家事もしなくてはいけませんので、時間調整が難しくイライラしていることも多々あります。
収入が思うようにならなくて、みじめな気持ちになることもあります。
それでも、ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」での司の名言トークを聞いた時、あらためて幸せを感じました。
同時に、妻への感謝の気持ちがものすごく大きくなりました。
私は、子供達が安心感をもてる生活、気持ちが安定できる環境をつくるということが大事だと思っています。
長い時間子供と関わっていれば、安心感を持てるとは限りませんが、私たち夫婦が決断した生き方がマイナスにはなっていないと今の所思っています。
そういった意味でも、夫婦でしっかり人生について、今後のこと、家族のこと、お互いどういう生き方をしていきたいかということを話し合える環境をつくるという事は大事だと思います。
まあ、今後、我が家族もどうなっていくのか?
- 妻が会社を辞めたいとなった時、私の今の働き方で大丈夫なのか?
- 子供が様々な問題を起こしてきた時は?
- 妻や私が病気になった時は?
などなど不安をあげればキリがありません。
だからこそ、その時々に良い選択ができるように、日々のコミニュケーションを大事にする。
そして、いろいろな準備をしておく、今できるチャレンジをすることなどが重要なのかな~と思います。
ウチの夫は仕事ができない で学んだこと
「ウチの夫は仕事ができない」は、最初から見ていたわけではありません。
たまたま、ツイッターで「男性学」田中俊之教授(@danseigaku)がオススメしていたので、見始めました。
最初は、なんだかくだらない軽いドラマだな~と思いつつ、司がどうなっていくのかを見守っていました。
後半は、ドラマの節々で「男性学」田中俊之教授の考え方というか、本で読んだ考え方がイメージできました。
男性学とは?定年時では遅い!40代の今だからこそ学ぶ必要がある
特に、「多様性を認める」という部分が存分に出ていたと思います。
そして、最終回の司の名言トーク。
終わり良ければ全て良し!
司の考え方を自分に重ね合わせながら、あらためて色々と考えさせられましたし、エッセンシャル思考も思い出させてくれました。
男性も女性も子供が小さい時の期間なんて人生において「ほんの少し」です。
このことを忘れずに「今を生きる」ことを大切にしていきたいですね。
今ある日常が、今後家族にとってかけがえのないものになることは間違いないと思っています。
”つかポン”の名言トーク内でもあった事や実際にあった事を思い出すと、
- カレーしみ付給食着の洗濯にうんざり
- オシッコを失敗した時
- 床に落としっぱなしのおかしのかす
- ミルクの香り
- 楽しそうなかわいい笑い声
- とにかくつきまとわれる日常
- パパ~という呼びかけ
- 泥だらけの靴下
- ひざにたっぷりつけた草汁のしみ
- 靴が雪に埋まりハイハイして学校から帰宅したとき
- 動物園で娘と二人での初デート
などなど、挙げればキリのないことが、家族みんなの思い出となるのです。
私は、見事に共感しましたが、あなたの今優先させることは、違うことかもしれません。
それは、本当に人それぞれなのです。
だから、別に「子育てや家族を優先させなさい!」ということを言いたいのではありません。
自分で、先立つ後悔を考えた結果を全力で今、選択していくことが大事ですよと言いたいのです。
この先、後悔するだろうという生き方をしないように、今から奥さんなり大事な人と人生について考える機会を作っていくことが大事だと思います。
そうして考えた結果、家族なのか?仕事なのか?それとも別のことなのか?
その時その時、考えられることって素敵だと思います。
同時に、人それぞれの考え方を認められる人にもなっていきたい。
世の中には、様々な考えがある。
その時々、共感したり、そういう考え方や生き方もあるのか!と素直に認めあえる世の中になっていってほしいですね。
「ウチの夫は仕事ができない」を最初から見ると、もしかしたら「くだらない」となるかもしれません(私がそうだった)
でも、是非、後半まで我慢して、最終回のつかポン「名言トーク」を見て欲しいです。
そして、人生について考えたり、奥さんと語りあうきっかけにして欲しいと思います。
きっと、語り合った後は心がほんの少し温かくなったり、スーッとした気持ちや前向きな気持ちになれると思いますよ。
今回は、私が言いたいことをつらつらと書いた記事となりましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。