リオ五輪陸上短距離種目で日本が唯一メダルを狙えると期待された男子400mリレーで歴史を塗り替えました!
銀メダル獲得です!!
あの陸上王国アメリカをおさえての銀メダル!凄すぎます!本当に歴史を塗り替えました!
こんにちは、大興奮している札幌在住・兼業主夫のケンさく(@kensaku358)です。
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男子400mリレーの銀メダルは技術とチームワーク!
陸上競技で唯一の団体種目であるリレー。そこには、個人の走力以外にバトンの受け渡しという技術があるのです。
技術とチームワーク!
今回のメダルは、まさにこの結晶ではないでしょうか!!もちろん、個人の力のレベル向上もあります。
私も高校時代は陸上部。400mリレーも経験したと言いたいところですが、リレーは補欠で走り幅跳びの選手でした。本の少しの陸上経験者ですが、ものすごく興奮してます!
ちなみにわたしの高校時代は、カールルイス全盛時代。まさか、日本人が五輪の短距離種目で銀メダル獲得とは!!
陸上日本チーム、リレー種目でのアンダーハンドバトンパス技術の緻密さは世界一!
日本陸連・苅部俊二短距離部長の2015年7月のインタビュー記事より引用させてもらいます。
「失敗を期待してやっているんじゃないか」と言われたりすることもあります。でも、そうではなくて。
例えばフィギュアスケートで、ライバルが3回転で転んで減点され優勝した時、それを非難されるかといえばそうでもない。
日本は確実で速いバトンパスを緻密にやってきているから勝てる。他が失敗するからラッキーなのではなくて、他国は技術がないから失敗する。そういうのをちゃんと考えてほしいなといつも思っています。
「棚ぼた銅」などと言われますけれど(苦笑)、棚ぼたではありません。引用元:スポーツナビ 世界3位、日本のリレーはなぜ強い?陸連・苅部部長に聞く新バトンパスの秘密
今回の銀メダルで、棚ぼたなどと言う人は皆無ですね。技術のチカラが実を結んだ結果です!
ウサイン・ボルト選手もレース後に日本チームを認める発言をしてますからね。
これは、どの競技にも言えることだと思いますが、総合的な実力が劣っていてもそこをなんらかの技術でカバーするというのが日本の良いところ。
アメリカチームでは、個々の走力の実力があるのでバトンパスの練習はしないそうなのです。だから、バトンミスが致命傷となる場合がある。国ごとの考え方ではあるでしょうけど、チームワークという点ではデメリット。
陸上競技は個人競技ではあるのですが、日本チームとして戦っている強みですね。
しかも、リレーメンバーが入れ替わっても結果が残るアンダーハンドバトンパス技術のノウハウ力!
先人たちがつくってくれたきちんとしたノウハウがあるからこそ、メンバーが変わっても皆すぐに習得できる。こんな強みを持っている日本チーム!
参考⇒ 陸上4×100mリレーの主な戦績|スポーツナビ
会社組織に置き換えても同様なことが言える良い例なのではないでしょうか。
アンダーハンドバトンパス技術に影の立役者あり!
陸上日本チームがアンダーハンドバトンパスを採用したのは、2000年以降です。オリンピック400mファイナリストの高野進さん(現東海大体育学部教授)が採用したのが始めです。
それから16年間アンダーハンドバトンパスで結果も実績も残しているのです。
ちなみに、高野進さんが今回の銀メダルのポイントを個々の走力アップ、2走飯塚⇒3走桐生のバトンパスと解説されてました。特にバトンパスは長年目指してきた理想型と仰ってます。
参考⇒ 【高野進の目】飯塚から桐生へのパス 日本が目指した理想型
しかし、ここまでの道のりには様々な試行錯誤があるのも事実。関わってきた人達全員のチカラだと思います。特に、2014年仁川アジア大会で中国に負けてしまってからの改良が大きかったのです。
その改良には、選手はもちろんコーチなど関係者全員で議論と研究。議論してビデオで研究してやってみるの繰り返し。ここに、アンダーハンドバトンパス技術の完成の秘密があったのです。
その時に中心となってやってくれた選手が高平慎士選手。400mリレーでアンダーハンドバトンパス経験豊富ということもあり、経験の浅い選手にもわかりやすく教えたり、挫折しそうになりがちになってもあきらめず引っ張ってくれたのです。
高平選手のような影の立役者が必ず存在するのですね。こういう役目を果たす人材。そして人材を見極めて評価していくというのが、組織やチームには必要なのです。以前記事に書いた「人を見る」ですね。
参考⇒ 子育ても社員教育も「人を見る」は同じ。見ているつもりでは伝わらない!
高平慎士選手も喜びひとしおでしょう。ちなみに、高平選手は道産子です!
アンダーハンドバトンパス技術の完成と走力アップの実現で得たリオ五輪陸上400mリレー銀メダル!
リオ五輪陸上400mリレー決勝2位銀メダル、タイム37秒60で日本記録、アジア記録の樹立。
- 1走:山県亮太 24歳 自己ベスト:10”05
- 2走:飯塚翔太 25歳 自己ベスト:10”22
- 3走:桐生祥秀 20歳 自己ベスト:10”01
- 4走:ケンブリッジ飛鳥 23歳 自己ベスト:10”10
各自の走力アップも見逃せませんね。切磋琢磨してレベルアップ!
これから東京オリンピックまでの4年間で、日本人の夢の9秒台での争いとなること間違いないでしょう。17歳高校生のサニブラウン、自己ベスト10”22という選手も控えてます。
2015年7月時点での苅部部長の引用させていただいたインタビュー記事を読むと、日本陸連短距離チームの考えている通り、良い方向に進んでいるように見えますね。
ちなみに、銀メダル獲得後の苅部部長のコメントで、今回のバトンパスは100点!という評価をしてましたよ。
参考⇒ 【リレー銀一問一答】苅部俊二・男子短距離部長「バトンパスは日本のお家芸といってもいい」|スポーツナビ
絶対王者ジャマイカのウサイン・ボルト選手が引退となると、東京オリンピックでの金メダルも見えてきます!
アメリカなど他国がバトンパス練習をしてくると怖いですが・・・。
是非!期待したいですね!
陸上短距離競技の銀メダルに興奮して、北海高校の準決勝を見ながら記事にしました!北海高校が見事に勝利して決勝進出を決めたので、次は、北海高校の記事だ~!(書けなかった・・。)