前回記事、組織はトップの思想行動で変わる!コンサドーレ札幌野々村社長の改革について書きました。
野々村社長や栗山監督の考え方に共感し、見習わなくてはならないというお話しでした。
今回は、その中から組織のトップに立つ方の考え方に感じる事がありましたので、私の思っていることを少々記事にします。
こんにちは、札幌在住・兼業主夫のケンさく(@kensaku358)です。
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やるべき役割は皆同じではない!なのに求めてくることは同じ。
リーダーは、それぞれの役割や能力をまず認めてあげるのも仕事ではないでしょうか?
役割や能力を社員が自分で理解して淡々とこなせれば良いのですが、やはり、人間ですから感情があります。地味な仕事でも認められなければ、なかなか続かないのものです。
そこをきちんと評価して認めてあげる上司なりトップがいる組織は強いんじゃないかな~というお話しです。同時にこのことは、会社組織だけではなくって子育てにも言えるのでは!
言いたいことがうまく伝わらないかもしれませんが・・・。
プロスポーツの世界だけでなく組織であれば一般の会社でも同じ
私は、常々野球でもサッカーでもなんでも組織という面では、一般の会社にも多くの共通点があると思っていました。
プロ野球でいえば、やはり戦力が整っているだけでは優勝できないのだと思います。組織全体の一人一人が同じ方向を見た時に、モノスゴイ力が働き、優勝という結果に繋がるのだと思っています。
そこには、当然運も実力のうちとなり、呼び込むのです。
これは、一般の会社も同様だと思います。結果が優勝というものではなく、大半は業績アップという形や名誉などですが。
そう考えると、会社でも全員がトップ営業マンでも問題があると思うのです。短い期間でみると良くても、長期間でみると上手くいかなくなることが多いと思います。完全に私の想像ですが。
そして、結果優先主義が蔓延すると、地味な仕事をしている縁の下の力持ち的存在の方々が結局忘れがちになるのです。
人それぞれ個性があり、向き不向きがあったり、得意不得意があって当然。
なのに、会社では往々にして求められることは全て同じで、みんな同じようにやればできる!ということで、管理する側も自分の主観だけ・自分を守るための指示命令、教え方になるのです。
人に合わせて教えることができないし、面倒くさいからやらないのです。
もっともっと人を見てあげて、それぞれに有効なアドバイスの仕方や教え方があると思います。そこをしっかりできないからやらない。そしてできなければ、出来ないやつがダメという判断をして決め付ける。
自分のやり方についてこれる人だけを評価して、出来ない人は評価しない。気持ちも考えない。縁の下の力持ち的存在にさえもきちんとした評価をしない。
これは、人を見ていないからだと思うのです。
企業は人なり。などと言っているわりには、現場では表面的にしか判断しないことが多いように思うのです。
本当に人が大事なら、現場のそこに力を入れましょうよ!働きやすい、モチベーションが上がりやすい環境を整えてあげましょうよ!男性も女性も平等に!
現場の状況をしっかり把握している。社長から幹部に考え方がきちんと浸透している会社は出来ているのです。
しかし、男は競争してこそが価値観とします。あいつには負けない。あいつだけは許せない。などと言って、すぐに派閥を作りたがる。そうなると、脚の引っ張り合いが起きます。そうなると、現場では表面上はよく見えても内部事情はボロボロなのでは?
「人をしっかり見ている」経営者もいる!日本レーザー代表取締役近藤宣之さん、さすがです!
私の言いたいことは、私の経験と想像という非常に小さい世界からの発信ですので、説得力に欠ける内容なのは理解しているつもりです。
そんな生易しいものじゃあない!上の立場になればそんなキレイごとを言ってられないんだ!(と、聞こえてくる~)
でも、こういう記事を読むと希望が見えます。実現している方は存在するのだ!と。
日本レーザー代表取締役近藤宣之さんのインタビュー記事より引用させていただきます。
女性活用の枠組みでお話をすると、それなりに理解のある経営者は「女性活用を進めよう。経験を積んだ人間が戻ってくれば戦力になる」と言うかもしれません。しかし、即戦力になれない人間がもちろんいますから、「能力があるから辞めてほしくない」という発想は経営者の願望を見ているだけで、社員を見てはいないわけです。
引用元:日経DUAL 産育休者の仕事をカバーした社員に報酬を与える会社|小酒部さやかの突撃インタビュー “マタハラはなくて当たり前”の企業はココが違う!
経営者が「私が社員を大切にしている」ということだけしか、見えていないし、考えていないからです。あくまでも社長を主語にして発想しているからです。
人を見ていれば、彼・彼女らの成長が分かり、どのように会社に貢献しているか、そして働く喜びを感じているかが分かるわけです。
引用元:日経DUAL 産育休者の仕事をカバーした社員に報酬を与える会社|小酒部さやかの突撃インタビュー “マタハラはなくて当たり前”の企業はココが違う!
以前、ダブルしゅふブログのフェイスブックページにてシェアした記事です。
そこにも書いていますが、たいていの社長や幹部の皆様は自分が主語。結局、自分が仕事していることをアピールしたいのです。(これも男の競争理論?田中俊之教授の男性学より)
近藤社長のような考え方と行動を出来る方は稀なのではないでしょうか?稀だから、世間から評価されるのです。
おそらく社長の考え方が組織全体にきちんと浸透しているのでしょう。そして、伝える側が良いコミュニケーションだったり教え方だったりが上手く機能しているのでしょう。
人を見る。
会社では、社員ですが、家庭では親が子どもを見ることになります。だから、考え方は一緒ですよね。いかに、子どもの事を「見る」ことができるか。
この「見る」というのには、いろいろなことが含まれていますし、一筋縄ではいかないことが多いのです。
結果だけでなく、過程もきちんとみてあげて、良いタイミングでアドバイスしたり、やってあげたくなる場面でも子どもの力を信じてぐっと我慢する。とか。
たくさんその場面場面で考えなくてはならないのです。
こういうことは、コーチング手法になるのだと思います。やらせるのではなくて、自分で考えて納得しての行動をさせる。
そのヒントを質問を投げかけたりして導いてあげる。とても面倒です。時間もかかるのです。だからこそ、「人をきちんと見る」ことを意識して実行しないとできないのです。
親が子どもを「見る」。会社の上司やリーダー、トップが社員を「見る」。愛情をもって接するという根本的な考えは同じはずなのです!
「人を見る」ことは働き方の柔軟さにも繋がり、男性育児休業取得率もアップ!?
前回記事のコンサドーレの野々村社長の考え方の軸よりいろいろ私の考えていることをダラダラと書きました。
各自、自分の役割や輝けることを把握していて、納得して仕事が出来れば良い。でもそれはなかなか自分では難しいことなので、きちんと見てあげて評価したりアドバイスできる上司やリーダー、会社のトップが必要になる。
会社ならこういう考えが組織としてきちんと浸透していれば、実力を発揮できる人たちが増えると思います。
「人をきちんと見る」ことが増えると、近藤社長の日本レーザーさんみたいに、働き方などの環境も考えることにも繋がるはずなのです。働き方が柔軟になりまたまた伸び伸びと働けることに繋がり、会社や仕事に愛情を持ってくれるのです。
こういう考えを実行できる経営トップや管理職がいる会社が多くなることを願います。もっと、人の個性が生かせる働き方や組織になればいいな~と思います。
おそらくイクボスにも繋がりますよね!そうすると、一向に上がらない男性育児休業の所得率の向上にもきっとなるはず!
さらには、男性が育休取得して子育てに積極的になると、仕事面でもいろいろと意識が変わったり、子育てを通じて学んだことを仕事にも生かせる可能性も大いにあるのです。
子どもが成長してくると意思を持ち始めて、教えることもたくさん出てきます。その時に一筋縄でいかない経験をすることで、教え方伝え方を工夫しなくてはなりません。
ヤル気がでる言い方、教え方はどういうもの?考えます。わからなければ本を読みます。そこには、一見仕事には無関係に見えて、関係がある、生かせることがたくさんあるはずです。
そういう部分に気付けるチャンスでもあるのです!!
私は、こう思います!皆さんは、どうですか!?