成分表示比較
日本版 | アメリカ版 |
---|---|
過炭酸ナトリウム(酸素系) | 過炭酸ナトリウム(酸素系) |
洗浄補助剤(炭酸ナトリウム) | 洗浄補助剤(炭酸ナトリウム) |
― | 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) |
無香 | 微香 |
- オキシクリーンには日本版とアメリカ版の2種類ある!
- 泡立つ成分「界面活性剤」の配合がポイント!
- 「界面活性剤」が配合で泡立つ⇒アメリカ版オキシクリーン
- 「界面活性剤」が配合されてなく泡立たない⇒日本版オキシクリーン
この記事では、日本版オキシクリーン、アメリカ版オキシクリーンの成分についてマニアックにまとめていきます。
タップできる目次
オキシクリーンは日本版とアメリカ版の2種類ある!
日本版・アメリカ版特長比較
比較 | 日本版 | アメリカ版 |
---|---|---|
界面活性剤 | 無配合 | 配合 |
泡立ち | 泡立たない | 泡立つ |
香り | 無香 | 微香 |
原産国 | 中国 | アメリカ版 |
販売店 |
ドラッグストア ホームセンター 通販サイト |
コストコ 通販サイト |
その他 | ー | コストコ版とグラフィコEX版ある |
オキシクリーン日本版には、界面活性剤が配合されていません!
バケツにオキシクリーンを入れて、混ぜても混ぜても泡立たない・・
ケンさく
と、思ったのですが、ま、いいやと放置。
でも、2~3日たってふと気付きました~!
そういえば、コストコで買ったオキシクリーンがなくなって、善玉バイオ洗濯洗剤「浄」購入時のオマケを使っているのだった~と。
【成分】日本版オキシクリーン
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
- 無香
【成分】アメリカ版オキシクリーン(コストコ・EX)
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
- 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
- 微香
販売元がグラフィコさんのアメリカ版オキシクリーンは、EXシリーズの他にも4種類あります。
その4種類の成分もまとめておきます。
【成分】アメリカ版オキシクリーン デオドラントパワー
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
- 界面活性剤(アルコールエトキシレート)
- 香料
- 香りつき(独特の)
【成分】アメリカ版オキシクリーン ベイビー
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
- 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
- 無香料
【成分】アメリカ版オキシクリーン ホワイトリバイブ
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
- 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
- 蛍光増白剤
- 酵素
- 分散剤
- 微香
【成分】アメリカ版オキシクリーン ダークプロテクト
- 過炭酸ナトリウム(酸素系)
- 炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
- 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
- 酵素
- 微香
【主成分】過炭酸ナトリウムとは?
過炭酸ナトリウムは、オキシクリーンをはじめとする酸素系漂白剤の主成分で「漂白、除菌、消臭」の働きをしてくれます。
石鹸生活の総合情報サイト「石鹸百科」には、
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素が 2:3 の割合で混在してできたものです。
使ったあとは炭酸ソーダと酸素、水に分解するので生分解の必要がなく、環境にもあまり負荷をかけません。
塩素系漂白剤と違って使用後は殺菌作用を失いますから、家庭用浄化槽を設置しているご家庭でも比較的安心して使えます。
環境には、あまり負荷をかけない。
家庭でも比較的安心して使える。
逆に言えば、絶対的に安心・危険ではないとも解釈できます。
漂白剤主成分「過炭酸ナトリウム」の酸化作用のデメリット・危険性
必ずしも安全ではないので、ここぞという汚れの時に使うのがベターとおっしゃっているのが、洗剤化学専門家かずのすけ(@kazunosuke13)さんです。
かずのすけさんは、「漂白剤なんてのは一歩間違えれば毒物みたいなもの」と・・
というのも、過炭酸ナトリウムに含まれている過酸化水素が、そのままだと結構毒性が強めだからです。
そして、「漂白作用」のメカニズムである「色素・雑菌・カビ」を破壊する酸化力が、衣類の繊維・色素にもダメージを与えてしまいます。
水に溶けにくいので、使い方を間違えると、肌が弱い場合、影響がでることもあります。
このようなことから、「絶対的に安心・危険ではない」とは言い切れないということも頭にいれときましょう。
漂白剤主成分「過炭酸ナトリウム」の酸化作用のデメリット・危険性については、洗濯洗剤の選び方が変わる!かずのすけ「秒でわかる!最強の家事」で成分の”真実”を勉強!という記事に詳しく書きました。参考までに。
【洗浄補助剤成分】炭酸ナトリウムとは?
炭酸ナトリウムは、炭酸塩の一種で炭酸ソーダともいい、重曹、セスキ炭酸ソーダを含めた家庭用アルカリ剤の中では最強パワーの持ち主。
炭酸ソーダは、炭酸塩の一種で炭酸ナトリウムともいいます。
重曹、セスキ炭酸ソーダと比べてpHが高く、家庭用アルカリ剤の中では、もっとも強力。
もちろん重曹やセスキ炭酸ソーダと同じ無機物なので、環境中に放出されても生分解不要。
有機物と違って河川の有機汚濁を引きおこさないので環境に負担をかけにくいアイテムです。
引用元: 炭酸ソーダとは – 石鹸百科
という事です。
危険性は高くなく、安心して使える成分ということです。
【界面活性剤成分】アメリカ版オキシクリーン(コストコ・EX)に配合!泡立つ理由です
界面活性剤の配合の違いは、気付きませんでした~
日本版オキシクリーンは、どんなに混ぜても泡立たないのです。
勉強になりました。
- 時間がない時:オキシ漬けが1時間以内しかできない時
- 色落ちが心配な時
- オキシ漬けを2時間以上できる時
- 手強い汚れの時
- 色落ちの心配ない時(白物・サイズアウト子ども服など)
界面活性剤とは?
花王さんのサイトより引用させていただきます。
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。
構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。
この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。
代表的なものに石鹸(脂肪酸塩)があります。また、洗剤の他にも、医薬品、化粧品、食品などの成分としても広く使われています。
引用元:花王株式会社 花王株式会社 製品Q&A 界面活性剤とは?
この界面活性剤の
- 浸透作用
- 乳化作用
- 分散作用
要は、洗浄成分ということですね(無理やりまとめた)
洗濯合成洗剤にも漂白成分としてよく配合されています。
界面活性剤は危険なの?
界面活性剤と聞くと、環境に悪いだとか毒性が強いから危険などというイメージになってしまいます。
ただし、日本の製品で使われているものは、このような危険リスクはとても低いものを使用していますから、そんなに神経質にならなくとも良いと私は考えています。
なぜなら、あなたも普段使っている
- 洗剤(食器用洗剤、洗濯用洗剤、柔軟剤など)
- 石けん
- シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ
- メイク落とし(クレンジング剤)
アメリカ版コストコオキシクリーンが危険というなら、このような界面活性剤が含まれているもの全て危険ということになるのでは?と私は思います。
参考
界面活性剤の安全性と環境への影響日本界面活性剤工業会
参考
界面活性剤への偏見と理解不足ニセ科学と石けんの諸問題
家庭からの排水に界面活性剤は含まれていますが、そのほとんどが公共の下水処理場で処理されて環境中に排出されます。
しかし、一部は何の処理も受けないで河川などに流出したり、土壌中に排出されることも考えられるため、界面活性剤の環境での自然浄化(生分解など)の程度と環境への影響(水生生物への毒性や生物蓄積性など)を正しく把握する必要があります。
処理を受けないで河川などに流出することも考慮したいのであれば、日本版の界面活性剤無配合のオキシクリーンを使用すると良いと思います。
【汚れ落ち】ひどい油汚れにはアメリカ版オキシクリーン界面活性剤配合の方が効果あり!?
オキシクリーンの主成分である過炭酸ナトリウムは、界面活性剤が配合されていなくても、セスキ炭酸ソーダや炭酸塩といった他のアルカリ剤に比べてより洗浄力が高いです。
でも、激しい泥汚れや油汚れには、界面活性剤のチカラの方が汚れ落ちが良いのかもしれません。
とすれば、コストコオキシクリーンの方が、キッチンの換気扇などの激しい油汚れにはより効果があるということになるのか?
個人的には、経験上、界面活性剤無配合の日本版オキシクリーンでも効果あるので、そんなに気にしなくても良いと思ってます。
ただし・・
過炭酸ナトリウムに界面活性剤混ぜると洗浄力ダウン
石鹸百科さんのホームページに、インスタなどSNSでよく見る”あわあわ”オキシ漬けにチクリ・・
過炭酸ナトリウムも使い方を間違えると洗浄力ががくんと落ちます。
特に、混ぜないで欲しいのは「界面活性剤」です。
大量の泡を発生させて高い洗浄力をアピールするタイプは、酸化力が落ちて本来の過炭酸ナトリウムの力を発揮できない。
もったいない使い方と記事に書かれていました・・
しかしながら、みなさんのブログ・インスタグラムでは、アメリカ版オキシクリーンの方が汚れ落ちが良いと書かれていることが多いような。
オキシクリーンには成分の違いで泡立つタイプと泡立たないタイプの2種類あった!
泡立つのは、アメリカ版オキシクリーンのみ!
原産国がアメリカのものです。
理由は、コストコオキシクリーンなどのアメリカ版オキシクリーンには、界面活性剤が配合されているからです。
汚れ落ちの効果は、界面活性剤が配合でも配合されてなくても気にするほどではない。
しかし、界面活性剤が配合されていると、激しい泥汚れや油汚れには効果が期待できるかもしれない・・?
という私なりの仮説になりました。
そして、界面活性剤の環境問題的には、アメリカ版オキシクリーンに関しては、分解性も環境毒性も非常にリスクが低い部類に入るので、気にするほどではないと考えました。
こう書くと、アメリカ版オキシクリーン使いたくなりますが・・
汚れ落ちは、目に見えて違うとも思わないので、買いやすい方を買って、家中スッキリすることを最優先にすることが良いというのが、私の結論です。
【ダブルしゅふブログ流】オキシクリーンまるわかり早見ガイド
オキシクリーンまるわかり早見ガイド
2019年10月28日発売。よろしければ、!LDK2019年12月号の34ページ見てみてください。
はじめまして。
「スッキリと暮らしたい」というブログを書いております、
torihajiと申します。
こちらの記事、とても為になりました。
実は、ある書籍で、オキシクリーンが絶賛されており、
近所にコストコもないので、楽天市場のショップでオキシクリーンを
ポチっとしてみたものの、「泡が立たない」との口コミを読み、
不安になったので、
「オキシクリーン 泡が立たない」で検索してこちらへ伺った次第です。
とても分かりやすく解説されているので、私のブログ中にリンクを
貼らせて頂きたいのですが、大丈夫でしょうか?
コメントありがとうございます!オキシクリーンでのコメントを初めて頂き、とても嬉しいです。
そうなんですよね、オキシクリーンには2種類あったのでした。私も知らないで使っていました・・・。
まあ、どちらが良いというのも個人の判断になると思いますが。界面活性剤の良し悪しで意見が分かれるようですね。
是非、リンク貼って皆さんにお知らせください!よろしくお願いします!
torihajiさんのブログにも遊びにいかせていただきます。
ありがとうございます!
こんにちは。torihajiです。
先日はリンクの件を快諾頂きありがとうございました!
遅くなりましたが、先ほど記事をUPしましたので、
ご報告に参りました。
へっぽこブログですが読んで頂けると嬉しいです。
torihajiさん、ありがとうございます!
早速、ブログにてご紹介いただき感謝します!
それも、なんだかとてもステキな表現をしていただいてのご紹介。
お世辞でもテンションあがりました~~。
今後、オキシクリーンの使い方でオススメがあればご紹介くださいね!
私も我流でいろいろ使ってます。写真撮り忘れて記事にできないのが悩みですが・・・。
ありがとうございます!
こんにちは~!torihajiです。
先日はありがとうございました。
昨夜オキシクリーンを使って洗濯槽の掃除をしたのですが、
思ったような効果は得られませんでした(´;ω;`)
ケンさくさんは洗濯槽のお掃除していらっしゃいますか?
オキシクリーンを使っての掃除は皆さん興味アリかと
思います。私も興味アリアリですので(笑)
機会があったら記事にして頂けると嬉しいです!
あ、ケンさくさんイケメンですよ!自覚されていないのですか~?フフ。
大変申し訳ございません。
ワードプレスの設定なのか?まったくコメントに気づいておりませんでした。
いつもは、メールに連絡が来るのに・・(言い訳)。
4ヵ月後にリアクションとは、本当に申し訳ございません。
さて、オキシクリーンでの洗濯槽掃除ですよね。
記事にしようしようと思い、後回しになってまして・・・。
結論から言うと、私は、塩素系のメーカー指定の洗濯槽クリーニング剤を使うのが効果あると思っています。
それでも、ピカピカにはならないかと。
オキシクリーンで掃除するのは、1~2ヵ月おきです。やはり、臭いが気になってきたら掃除するという感覚です。
このあたり、記事にしてみます。お楽しみに。
私もオキシクリーンと普通の酸素系漂白剤の違いは何?特にないのでは?と思っています・・・。
コメントありがとうございます!
わざわざメッセージまでありがとうございました。
お気になさらず~♪
こんにちは。
わたしは小さな頃から、母に界面活性剤は極力入っていないものを選びなさいと言われていたので、洗剤もシャンプーも歯磨き粉も入っていないものを使っています。
市販の洗濯洗剤は、合成なものを使いすぎていて、有名な洗剤のサンプルもらった時に使ったら、部屋中科学的な洗剤臭で吐きそうになりました。
あと、赤ちゃんの着るものは確実に界面活性剤は入っていないものの方がいいそうです。
繊細な肌に浸透してしまうらしいです。
stormさん、コメントありがとうございます!
界面活性剤については、いろいろあるようですね。
私も詳しくないので、コメントに困りますが、結局、人によりそれぞれあるのだと思っております。
合わないのであれば避ける。問題なければ気にしない。
科学的にもグレー感あるものなのかな~と。
ただ、合成洗剤の香りはたしかに耐えがたいものがあると思います。
なぜ、あんなに香料を入れるのか?
その方が消費者の反応がいいということなのか?
それとも他に事情があるのか?
いつも疑問には思っていますね。