保育園児(3歳~6歳)が夜寝ない問題・・
保育園に通わせているママたちの大きな悩み。
夜寝ない理由は、多くの保育園児ママが思っている「保育園での昼寝」が原因なのでしょうか?
こんにちは、照明計画歴20年、兼業主夫歴12年、子どものための”睡眠照明計画”と”洗濯”が得意な札幌在住のケンさく(@kensaku358)です。
- 【江戸川大学睡眠研究所福田一彦先生】学術的な調査・研究結果より、保育園での昼寝の廃止を提言。
- 【ママA】昼寝のせいだと言い切れます!保育園で昼寝した日はその分夜寝るのが絶対に遅くなる。
- 【ママB】お昼寝の習慣が休日に助かる。
- 【保育士A】年長クラスでも昼寝しないと体力的・情緒的に午後からの様子がおかしくなる子が多い。他児とのトラブルや事故が確実に増える。
- 【保育士B】安心感・満足感・達成感がきちんと得られていない子が多いから。
- 【保育士C】製作物・連絡帳記入や休憩時間の確保に必要。
このように、それぞれの立場・状況での言い分があり、これが正解と言い切れないのが実情。
それがゆえに、保育園でも昼寝問題への対応が後手になり、今までと変わらず。
昼寝のせいと思っているママは、不満が募る・・
それぞれの家庭の環境・子どもの状況など同じでないこともあり、これが正解!とは言い切れない難しさがあります。
睡眠は、たくさん研究されてはいるものの、まだまだ科学的に証明されていないことが多い分野。
この記事では、「保育園児は昼寝するから夜寝ない問題」に正解はない!
でも、それぞれの家庭での解決策・ヒント探しに役立つよう、ママ・保育士・睡眠専門家の意見を詳しくまとめていきます。
タップできる目次
- 【江戸川大学睡眠研究所 福田一彦先生】4・5歳を超えると昼寝は不要
- 【保育士さんの見解1】安心感・満足感・達成感がきちんと得られていない子が多い影響もある
- 【保育士さんの見解2】体力的・情緒的に午後からの様子がおかしくなり他児とのトラブルや事故が確実に増えるから午睡は必要
- 【保育園の事情】製作物・連絡帳記入や休憩時間の確保に午睡は必要・・
- 【昼寝反対ママ】夜寝れないのは昼寝のせいだと言い切れます!
- 【昼寝賛成ママ】お昼寝習慣が親子の団欒にも必要というママもいる
- 子どもたち一人ひとりに応じた”お昼寝”を考えれるシステム・柔軟な対応・親の協力が必要
- 子どもの睡眠はお父さんの役割が大切!保護者はお母さんだけではない!
- お父さん!子育てを主体的にすると人生に深みが増しますよ
【江戸川大学睡眠研究所 福田一彦先生】4・5歳を超えると昼寝は不要
保育園の昼寝の習慣は、発達段階に合わない不自然なこと、必要ないものだとも言えるのです
と断言しています。
福田一彦先生は、江戸川大学社会学部人間心理学科の教授。
「睡眠」を専門とする教員が複数在籍する人間心理学科では、さらに学外の研究者をスタッフとして招き、人文系大学としては国内初となる「睡眠研究所」を設立。
その睡眠研究所所長が、福田一彦先生。
- 専門分野|実験心理学
- 研究テーマ|人の心身のプロセスに密接に関連している睡眠のリズムについて
- 最近の研究活動|保育関係者とともに幼児の昼寝の日課を廃止して幼児の健康改善に役立てる活動を継続
子ども、特に保育園児の睡眠について研究されていらっしゃいます。
江戸川大学睡眠研究所 福田一彦先生の研究結果
- 4・5歳を超えると昼寝は不要
- 心身の状態に悪影響を与えるおそれあり
一般的に、“こどもにとって昼寝は必要なもので、良いものだ”という固定観念がありますが、少なくとも4、5歳を超えるとだんだんと昼寝は必要なくなり、むしろ心身の状態に悪影響を与える可能性があることがわかってきています。
中略
乳児期には夜間睡眠がほぼ確立し、個人差はありますが、3歳頃になると昼寝をしなくても覚醒状態を維持できる発達段階に入ることがわかっています。
個人差があるという前提ですが、夜間睡眠がほぼ確立しているから、3歳頃から昼寝をしなくても大丈夫と言い切ってます。
5歳~6歳の幼稚園児と保育園児の睡眠比較
昼寝を強制されない幼稚園児と昼寝を強制される保育園児のデータを比較すると、“不自然な昼寝”が見えてくると福田先生は仰っています。
「幼稚園児は平日も休日もあまり昼寝をしていませんし、保育園児も休日は昼寝をしていません。
つまり、自然な状態では3歳頃からは年齢とともに昼寝をしなくなっていくということがわかります。
一方、保育園児は5、6歳になっても、平日は昼寝をしています。
保育園ではお昼寝タイムがあり、寝かせつけられているんですね。
つまり、保育園の昼寝の習慣は、発達段階に合わない不自然なこと、必要ないものだとも言えるのです」
さらに、調査を進めていくと、午睡が5~6歳の保育園児に悪影響を与えているという結論に・・
「保育園児は幼稚園児に比べて、平均して就床時刻が30分ほど遅く睡眠時間も30分ほど短いことがわかります。
中略
つまり、昼寝をすることで夜更かしになる傾向があり、その結果、睡眠時間が短くなり、朝起きられずにグズグズする…という悪循環に陥っている可能性があるのです」
この検証結果もと、実際に昼寝をやめた保育園があります。
実際に4歳児、5歳児クラスで昼寝をやめた東京と足立区の区立保育園では、園児の就寝時間が早まったうえ、親に促されると自分で寝るようになり、寝付きも良くなった。
昼寝を廃止した直後は夕食中に眠たくなってしまう子も見られたが、1か月ほど経つ頃にはこどもたちも昼寝をしない生活リズムに慣れたという。
この調査結果は、2013年に発表されたものです。
学術的な調査で明らかになっているのに、6年経過した2019年時点で、全国的に広まっていないのは、様々な事情・理由があるからかもしれませんね・・
もちろん、子どもの睡眠は一人ひとり違うので、ひとつの調査結果にすぎないということもありますよね。
次に、現場の保育士さんの見解と保育園の事情にも耳を傾けてみましょう。
【保育士さんの見解1】安心感・満足感・達成感がきちんと得られていない子が多い影響もある
私は、子どもの体力的な要因ばかりで寝ないのか?と思ってました。
しかし、現場では精神的なことも大きな要因の一つであると仰っています。
「保育士おとーちゃん」こと須賀義一さんのブログに興味深いことが書かれてました。
保育園の保護者からの要望で「昼寝をさせるな」といっているケースのその多くは、過去記事で紹介しているような「安心感」「満足感」「達成感」というものがきちんと得られていない子で起こっています。
その多くが「昼寝をするから夜に寝ない」わけではないのです。
この3つの要素を大人が満たせるような、生活のあり方や関わり方ができていないために、子供は一日を終わらすことに納得ができないわけです。
もし、保育園のこれらの子供が、この3つの要素を満たした上でも寝ないというのであれば、そのときは活動量と体力の相関関係であるとか、なんらかの別の原因、その子の睡眠の個性の部分を考慮して、それから最後に昼寝の時間というものを調節してみるというのが妥当だと僕は考えています。
子供が満たされていないから、一日を終わりに出来ない・・だから、寝ない。
ドキッッ!としたのは、わたしだけでしょうか・・
子供は、お母さんがその他の家事をしていない入眠前の時間をお母さんを独り占めできる時間だと、往々にして感じています。
なので、午睡前に少しでもお母さんに向き合って欲しいという気持ちから、寝るのを引き延ばそうとします。
そのときに、母親の方が、「早く寝てもらわないと困るわ」、「早く寝かせなければ」という気持ちでいると、そのお母さんに向き合ってもらっている際の満足感というのはなかなかたまりません。
ですから母親の方も、できるだけゆったりした気持ちで向き合ってあげられるといいでしょう。
また、「先回りした関わり」の方法で、入眠の前の段階で大人の側から関わってあげることで満足感を高めておくということもいい影響につながるかもしれません。
保育園から帰ってきてから、
- 子供ときちんと向き合っているか?
- 甘えさせてあげているか?
たいていは、
これでは、保育園児は寝れるわけがないということです。
甘えさせたり、入眠儀式の読み聞かせしたり、遊んだりしてあげて満足感をもってもらわないと、保育園児は寝ない。
よっぽど、体力的に疲れている時以外は・・
やはり、子供が夜スムーズに寝る環境を親が意識的に作ってあげる努力をしないと難しいということ。
両親がしっかりと子どもの睡眠をケアしてあげないと、夜寝ない・・
夜寝ないから保育園で、ぐっすりたっぷり昼寝をする子供が多くなる。
逆に昼寝をしないと睡眠時間不足となり、子どもの成長に悪影響を生む可能性があるという悪循環に陥る・・
【保育士さんの見解2】体力的・情緒的に午後からの様子がおかしくなり他児とのトラブルや事故が確実に増えるから午睡は必要
娘が保育園児の時、休日に雪遊びを2時間位して帰っても、家でずーっと昼寝なしで遊んでました。
それなのに、夜は、いつもどおり寝てくれない・・
普段、保育園に通っていると昼寝の時間が13時~15時位の約2時間あります。
本人に聞くと、
娘ちゃん
という事は、一概に昼寝しているから夜寝ないとも言えない!?
保育園の先生によると、年長クラスでも昼寝しないと体力的・情緒的に午後からの様子がおかしくなる子が多いとのことです。
そうなると、他児とのトラブルや事故が確実に増えていくので午睡を見直すことは難しい。
子供の健康や成長のことを考えると、昼寝を簡単に止めてしまうというのも問題ありという保育園の方針でした。
保育園では詳細な調査は行っていないので真相は・・?
ただし、様子がおかしくなる子が多いというのは、保育士さんの感覚かもしれません。
実際に何人いるのか?ということは調査していないはず。
もしかしたら、様子がおかしくなるのは、全体の1/3だったり、日によって違うのかもしれません。
保育士さんの長年の経験や思い込みもあるのかもしれません。
同時に、個々の対応ができないから、どうしても問題を起こさないことを優先させているという側面も想像できます。
これは、保育園の事情と言っても良いかもしれませんが・・
【保育園の事情】製作物・連絡帳記入や休憩時間の確保に午睡は必要・・
保育園のスムーズな運用のために、一斉の午睡が慣例となっており、見直せないという側面もあるようです。
そこには、保育士不足という問題も垣間見れます。
連絡ノート以外にも職員の休憩時間も必要です(就業規則にもちゃんと書いてあるのですから)。
ただ、実際問題として今の保育園にどれだけの人的余裕があるのか?
連絡ノートより、より効率的に出来るものはないのか?
休憩の取り方も工夫は出来ないのか?等といった園側の体制の問題もあります。
保育園側の体制を変更するというのは、相当の勇気と決断が必要なのかもしれません。
同時に、人手不足という慢性的な問題も・・
なかなか難しい問題ではあるものの、工夫している保育園もあることは事実。
本園の場合ですと寝たい子は横になればいいし、寝たくない子はゴロゴロしていたり、本を読んだりしています(各学年2クラスずつありますので、一方がお昼寝モード、もう一方が、絵本を読むなどの静的な遊びと分けています)。
また、NHKラジオの「お話でてこい」や「世界と日本の名作」というCDを聞いたりしています。
(中略)
(子どもの生活リズムの乱れを)まずは、家庭のせいにすれば安心するんですよ。
もし4、5才児まで昼寝を強要するのなら、昼寝時間を短くするかゴロゴロしながら過ごすような昼寝以外の活動も認める等の配慮も必要です。
強制的な一斉の午睡以外の活動も認める工夫。
保育園の運営上、難しいことが多いのですが、それでも、積極的かつ建設的な話し合いを期待したいところです。
次は、お母さんの意見に耳を傾けてみます。
【昼寝反対ママ】夜寝れないのは昼寝のせいだと言い切れます!
ダブルしゅふブログの子供が夜寝ない時の対処法7つ!保育園児・小学生をコロっと寝かせるにはパパの関わりが重要!という睡眠記事に、コメント頂きました。
貴重なご意見、ありがとうございます!
ご紹介させていただきます。
これ読んで
「ママの努力が足りないから寝ないんだ」
「子供が満たされないから寝ないんだ」と追い詰められる親が出ませんように!
うちの子たちは保育園で昼寝した日はその分夜寝るのが遅くなります。
昼寝しない日との差は歴然!昼寝のせいだと言い切れます!
そんなの保育園側が認める訳ないんでこんな言い訳記事あるけど、お母さん方は鵜呑みにしないで、
「幼稚園児は昼寝しないけど、保育園児より躾もされて勉強もできるよね…共働きェ…」
「こんなこと書かなきゃいけないなんて…仕方ないなあ」と諦めるしかない!
大人だって昼寝したら夜寝付けない。子供も一緒。
でも保育園はそれじゃ回らないし、自分のせいだって言いたくない、言ったら対応しなきゃいけないから。
小学校の準備として、幼稚園の子と差がつくから寝かせないでほしいんですけどねぇ。
私、気づきませんでしたが、お母さん方を追い詰めていた可能性もあった・・と。
保育園の懇談会でも、午睡は必要なのか?という話題になり、お母さん方はみんな悩んでいました。
夜寝ない保育園児さんのママは、まさにコメントをくれた”はは”さんと同じ思いをしている方が多いのでしょう。
表現の仕方が、まだまだでした・・
反省し、今後は表現方法を豊かにする努力していきます。
主夫も午睡の影響かと思いましたが他にもあるのでは?と悩みました
私も娘が保育園時代は、悩み、いろいろ調べて実行・・しかし、寝ない・・の繰り返し。
ケンさく
- 体力がついてきているから?
- 運動が足りないから?
- テレビやゲームの時間が長すぎだから?
- 寝る直前まで騒いでいるから?
- 保育園の昼寝時間が長いから?
そんな時に、この記事で引用させてもらった保育士とーちゃんの記事を読み、
と思い、ハッとさせられたので記事にしました。
自分自身、精神的な部分のケアは、あまり意識してなかったからです。
ただ、この精神的部分のケアをするには、根気と時間が必要・・
結局、子どもの心を満たすことは、あまりできず・・当然、夜寝るようにはなりませんでしたね。
それでも、少しでも意識するようになると、以前よりは、私の心が安心していたのかも・・と今は思います。
当然、意識した結果、自分を追い詰めるママもいるかもしれませんが・・
ここは、自分を物差しにしていたので気づきませんでした。
結局のところ、子ども一人ひとり個人差があり、みんな違うのです。
この個人差への対応が、保育園・保護者・学術者での共有やコミュニケーションができていない。
または、今までの慣習や面倒という理由で、おろそかになっている側面も当然ありますよね。
【昼寝賛成ママ】お昼寝習慣が親子の団欒にも必要というママもいる
一方で、お昼寝の習慣が必要というママもいらっしゃいます。
もうすぐ小学校の上の子も土日も家でしっかり昼寝しています。
多少時間遅かったり少なかったりですが、それでも寝て起きるとすっきりした顔していますのでこちらも安心。
夜ゆっくり食事したり読み聞かせができます。
子どもの「エネルギー再チャージ」&親子団らんのためにも、昼寝は欲しい派です。
幼児への“昼寝強要”は折り合いのつけ方が難しいですね。
確かに延長保育も、遅い夕食も、寝不足も家庭のせい、親(母?)の段取りが悪い!といわれているようで(ま、それもある)何か違和感があります。
子どもの体力に個人差があるように、睡眠習慣にも個人差がありますよね。
昼寝でエネルギー再チャージ!
昼寝が自分に合っているパターンも存在しますよね。
大人だって個人差あって当然ですものね。
保育園での昼寝で睡眠不足を補っているので助かるというママ・パパの考え方も
我が家と同じ考え方のママもいらっしゃいました。
はい,確かに早寝早起きが望ましいとは思っています。日々反省です。
でも、段取りが悪い私としては,昼寝のおかげで本当に助かっています。
どうあくせくしても、就寝が午後10時ころになってしまうのです。
小学校への準備のため,そろそろ昼寝がなくなるので頭が痛いです。
保育園児(18時~19時頃帰る時)だと、なんとか頑張って21時30分就寝・・ちょっと気を抜くと22時過ぎの就寝になってしまう場合が多いですよね。
朝は6時30分~7時起床ですから、長くても約9時間。
ちょっと睡眠時間が足りないのかな~。
そこで、保育園の午睡時間が約1~2時間あると助かるという意見。
私も同じように思ってました。
夜寝ない分、午睡で補っているから、ま、いいか・・と。
科学的に正しいかどうかは、わかりませんが・・子どもは、生活リズムになっていたのでしょう。
ただ、朝のグズグズ対策に苦労した記憶はありますね~~あの時間との戦いが懐かしい・・
というように、いろんな立場の意見があります。
当然です!
昼寝が悪い・親が悪い・保育園が悪い・・決めつけられないと私は思います。
まとめていきます。
子どもたち一人ひとりに応じた”お昼寝”を考えれるシステム・柔軟な対応・親の協力が必要
江戸川大学睡眠研究所 福田一彦先生の学術的な調査結果が発表されたのが2013年。
発表後、概ね賛成する方、偏った調査結果では?と思う方など、調査結果に対する意見も様々。
6年経過している現時点でも、「保育園年長さんの午睡」がなくならない現状を考えると、難しい問題なのでしょう。
- 年齢(月齢)の考慮
- 成長の度合いの考慮
- 家庭での就寝・起床時間の考慮
- 家庭での生活環境の考慮
これらのことを保育園と保護者で共有して、コミュニケーションを取り、午睡の必要性・時間を個別に対応できればベストではないでしょうか?
保育園の立場からもこのような提案がなされてます。
保育園側にも反省すべき点はあると思います。
子どもにとって、早寝早起きが大切なことはわかっているのですから、それを親への負担感としてではなく、お互いに子どものことを考えながら一緒になって考えていくというように持っていきたいですね。
是非、子どものためにも実行してほしいし、お互いに工夫し知恵を出しあっていければよいですね。
しかしながら、待機児童対策、保育士さん不足・待遇の悪さなど解決しなくてはならない問題が山積み・・
残念ながら、保育園児の午睡問題まで、なかなかたどり着かないというのが現状なのでしょう。
もっと、しっかり向き合わなければいけない「少子化対策」
長期的ではなく、小手先の短期的解決策ばかりが目立つ国の政策。
このような側面からも、お母さんたちの悩み・実際の困っている声などは”なかなか届かない”のではないでしょうか・・
そうすると、結局は、各家庭でしっかり取り組んでください・・となるわけです。
子どもの睡眠はお父さんの役割が大切!保護者はお母さんだけではない!
日本の子育て事情は、時代とともに環境が変わりつつあります。
昭和の時代と令和の時代では、大きく違うのです。
景気、働き方、価値観・・
それなのに、子育ての考え方は変わらず・・ということが多いのも実情。
「変化」
変化に対応していかなければならない時代になっていますよね。
変化の対応の一つに、お父さんの役割があると思っています。
「家庭の養育力の低下」という言葉が、保育関係者からよく出る言葉だそうです。
これは、時代の変化に対応できないお父さんも一つの原因ではないだろうか。
結局、子どもの生活環境は、お母さんの役割だけになっている。
「ワンオペ」
働いているお母さんが増えているのにも関わらず、こんな言葉が、流行するくらいですから・・
子どもの睡眠は、身体と精神の成長に欠かせなく、非常に大事なこと。
と私は、自分なりに勉強し、子育てして思っています。
- 食器洗いをやっても二度手間になると怒られる。
- 掃除しても、やり方がなってないと怒られる。
- 子どもの面倒もすぐ泣くし、泣いたらどうしたらよいかわからない。
こんな風に思っているお父さんなら、是非、子どもの生活環境で一番重要といっても良い”睡眠コーチ”を担ってほしいです。
子どもの生活にとって一番重要な睡眠担当コーチをお父さんに!
お母さん、家事ができないと言っているお父さんに是非、子どもの生活にとって一番重要な睡眠担当コーチにさせてあげてください。
子どもの生活にとって”一番重要”という点を強調してコミュニケーション取ってください。
男のプライドが揺さぶられるはずです。
「どうすればよいのかわからない?」
などというリアクションをしてきたものなら、
「会社で新たな課題を与えられた時、何をしているの?」
「リサーチ・勉強して知識を得て、試して検証、そして修正しているのでは?」
「子どもの睡眠も同じことをしてみてよ!子どもの未来はあなたにかかっているのよ!」
こんな対応は、どうでしょう。
リサーチの期限を決め、いつから行動するのかを決めて”任す”
忍耐とある程度の協力が必要です。
でも、お父さんが睡眠コーチを担ってくれたら、お母さんは本当に助かると思います。
できないではくて、どうしたらできるか?
を夫婦でコミュニケーション取って今一度考えてみてはいかがでしょうか?
ちょうど、素晴らしい記事を見つけたので、こちらも参考にしてみてください。
男性育休や家族をテーマにサイボウズ式第2編集部さんに取材いただきました!家族っていうチームメンバーがいるからこそ、1人じゃできない選択もできるよねって話。
読んで!"「家族というチーム」でやりたいこと、やりたくないことを考える" https://t.co/BsidBiuXqC
— イミー|育休シミュレーター / YASUMO (@13imi) August 2, 2019
睡眠コーチのやり方がわからない!?
まずは、照明計画歴20年、兼業主夫歴12年、子どものための”睡眠照明計画”と”洗濯”が得意な私のやり方を参考にしてみてはどうでしょうか。
お父さん!子育てを主体的にすると人生に深みが増しますよ
子育ては、お母さんの仕事。
お父さん自身が、そのような環境で育ってきたわけですから、仕方ない部分ではあります。
でも、想像力を養い、意識を変えれば見えてくるのです。
お母さんだけの子どもではありません。
お父さんとお母さんの子どもです。
- かわいい子どもをどのように育てたいのか?
- お父さんとお母さんは、どんな家庭にしたいのか?
- お母さんが何に悩んでいるか?
こんなことを、真剣に夫婦で話し合ったことがありますか?
真剣でなくても、お酒を飲みながら語り合ったことありますか?
私は、長男が産まれた時から38日間”育休”を取得しました。
夫婦二人、何もわからない状態の中、無我夢中で育児・家事をして過ごした期間。
夫婦での絆が深まったと思っています。
同時に、母親の大変さを実感させてもらい、想像力を養えたとも思っています。
その後も、子育てや家事に関心を持ち、自分なりに勉強して行動したつもりです。
もちろん、家庭と仕事のはざまにも立たされて大いに悩みもしました。
関連書籍を多く読んだり、夫婦で話をしたり・・
この経験が、私の人生においてとても重要だったと今は言えます。
今後、子どもが巣立っても、今と同じ、いやそれ以上に良い経験・選択だったと言えると信じてます。
そして、家族に感謝していると。
たかが、子どもの睡眠問題・・
では済まされないと、私は感じています。
現実には、各家庭で様々な問題が立ちはだかることでしょう。
様々な立場に立ち、想像力をフルに活用し考え、自分たちに合った行動をしていきたい!
少しでも、あなたのサポート・ヒントになればうれしいです。