札幌の新築分譲マンション販売会社の多くは、地元の一般サラリーマンをターゲットにはしていないのか!?
それとも、地元では売れないのでターゲットを広げて道外高所得者を狙っているのか!?
2016年の札幌新築分譲マンション平均販売価格が、4146万円と札幌市の住宅流通研究所から発表されました。
こんにちは、札幌在住マンション住まい兼業主夫・ファイターズファンのケンさく(@kensaku358)です。
地元の一般サラリーマン世帯だと4000万円を超えると、さすがにこのご時世で住宅ローンを組むのは躊躇してしまいます。
そろそろ住宅購入を意識している30代サラリーマンのあなたにとっては、新築分譲マンション購入はかなり厳しい状況なのは間違いないでしょう。
中古マンションやリノベーション、札幌市郊外での戸建てといろいろと選択肢があるのですが、新築分譲マンションの状況を知っておくための参考情報として記事にしました。
- マンション大手販売会社のターゲットは、首都圏の高所得者にまで拡大!
- 高価格マンションでも一定の需要はあるので、販売会社は2016年同様の戦略を継続!
- 道内企業マンション販売会社は、かろうじて地元サラリーマンを意識!?
などなどマンション販売会社の大手の戦略なども私なりの予想を書いていきます。最後までお付き合いいただければ嬉しいです!
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2016年札幌市新築分譲マンション平均価格は4146万円なり~!
当ブログ前回の札幌マンション情報記事では、平均価格を4000万円台と表記してましたが、実際は4146万円ということでした。
関連ブログ記事⇒ 札幌のマンションはなぜ高い?2017年も一般サラリーマンは購入できないの?
やはり、前回記事でも書きましたが、
- 建設費の高騰
- 札幌市中央区の一等地の地価上昇
などが平均価格上昇理由となっています。
ちなみに、住宅流通研究所の調査でマンション平均価格が4000万円を超えたのは初めてということです。
このブログの前回記事では、2015年のマンション平均価格を4332万円と表記しました。この数字は、東京都の株式会社不動産経済研究所のデータを参考にした数字です。
計算方法やデータ集計などが違うのでしょうね。いずれにしてもここ3年で一気に価格が高騰しているということは間違いないです。
北海道外企業の大手マンション販売会社の戦略とは?
新築マンションが高くても購入する人がいれば、そこを狙うのが商売です。しっかり、北海道外企業の大手マンション販売会社は戦略を練ってます。
2017年2月3日北海道新聞朝刊より記事を引用します。
販売会社も、道外に目を向けた営業戦略を採り始めている。三菱地所レジデンスは、札幌市内の物件の説明会を2月11、12日に東京都内で開催する。「東京のマンションに比べれば割安感があり、説明会にはすでに10件程度の予約が入るなど関心は高い」(広報担当者)という。
道外からの移住希望者を意識し、物件のホームページで札幌での生活の利便性や快適さを強調する販売会社も増えている。大手不動産会社の担当者は「首都圏などの高所得者にいかにアピールできるかが売れ行きを左右する」と話す。
引用元:北海道新聞 2017年2月3日 朝刊 10面(商況・経済)
とありました。
この記事を読んでいると、高所得者には需要があり高くてもしっかり売れていますよ~と解釈しましたが、裏を返せば、札幌市内在住者には売れないから、道外へ範囲を広げているだけという解釈もできますよね。
たとえば、記事中にあった三菱地所レジデンスの東京都内の説明会。三菱地所レジデンスのホームページを見ると、完全予約制の個別説明会だそうです。
説明会を開催しているマンションは、
- ザ・パークハウス 札幌西18丁目
- ザ・パークハウス 札幌大通東
- ザ・パークハウス 札幌中島公園
とありました。
そのマンションの販売状況をみると、
販売戸数 | 総戸数 | 竣工日(入居日) | |
札幌西18丁目 | 4戸 | 33戸 | 2015年10月(即入居可) |
札幌大通東 | 6戸 | 40戸 | 2016年12月(2017年2月下旬) |
札幌中島公園 | 5戸 | 30戸 | 2016年10月(即入居可) |
(全てザ・パークハウスの冠名で、2017年2月3日時点での状況です。)
いわゆる売れ残り物件ですよね。
関連ブログ記事⇒ 札幌で人気の円山地区でも売れ残る!新築分譲マンション不況の理由
ザ・パークハウス 札幌西18丁目は、2015年完成物件で4戸も売れ残っているのです。
なんとか完売しないといけないので、販売戦略として高所得の首都圏在住者を狙っているということでしょう。
マンション販売会社の苦しい戦略とも取れるということでしょうか?
でも、こういう戦略で実績が上がるので、どんどん各社とも今後広がっていくという事ですね。
ちなみに、ザ・パークハウス 札幌西18丁目4戸の販売価格は、4,968万円(3LDK 76.82㎡)~7,828万円(3LDK 96.32㎡)と物件概要に記載されてました。
この価格だとちょっとやそっとでは売れないですね・・。
北海道内企業のマンション販売会社に期待!
一方、北海道内のマンション販売会社であるクリーンリバー、じょうてつ、日本グランデなどは、かろうじて地元サラリーマンを意識したマンション物件を販売してくれていると言ったところでしょうか?
札幌中心部の土地の高騰ということもあるかもしれませんが、中央区以外での地下鉄駅近隣の場所に分譲を開始され始めている傾向もあります。
関連ブログ記事⇒ 札幌のマンションはなぜ高い?2017年も一般サラリーマンは購入できないの?
それでも、マンション販売会社も利益を出さないといけませんから、色々と考えています。
専有面積を10%位以前よりも狭くなっていたり、消費者がわかりにくい部分で仕様のグレートを下げたりなどなどしているはずです。
このあたりの情報をしっかり勉強したり、確認することも重要です。
たとえば、只今第2期分譲中の日本グランデ・グランファーレ大谷地グランヒルズ星の丘。
販売価格は、2,359万円~4,157万円とサラリーマンでも手が届く金額です。しかし、専有面積をみると、
- [WEST WING]68.91㎡~90.10㎡
- [EAST WING]59.42㎡ ~86.42㎡
となっています。
間取りを確認すると、4LDKも販売しているので、86.42㎡の4LDKということになります。
3年以上前だと、4LDKで80㎡台というのはなかったのでは?以前よりも主寝室や子供部屋の面積を縮小しているようですね。
少しでも安く販売するためにも、戦略があるということを忘れずに!
マンション購入は新築・中古・リノベーションなど選択肢を広げてリサーチすることがポイント!
まさに今、マンション購入の決断に迫られているあなたは、いろいろな情報で頭が整理できていないかもしれませんね。
新築分譲マンションは、価格が高騰している。中央区でも売れ残りがあるくらいで、販売会社が北海道外の高所得者層を狙いだしてます。
ようやく販売され始めてきた中央区以外の地下鉄近隣新築分譲マンションは、一般サラリーマンでも検討の余地がある価格です。しかし、専有面積が3年前位と比較すると縮小されていたりと、コストカットをしています。
だとすると、新築分譲マンションではなくって、中古マンションの選択肢を考えるか・・?
ただ、築浅中古マンションも価格が上昇していますし、なかなか条件の合う物件もすぐには見つからないというデメリットもあります。
築10年以上の物件をリノベーションという手段など、予算や希望条件などをよくリサーチしたり整理しておかないと、満足できるマンション購入はできません。
やはり、よりよい情報入手や希望する条件をハッキリさせて、不動産会社の力を借りるなどして挑みましょう!
よく言われているポイントです・・ね。
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