札幌の新築分譲マンションが売れないようです。マンションが完成して買い手が付かない部屋が全体の約半分位あるのです。札幌のマンション立地で人気が高い円山地区でさえ、売れ残りが目立っているとか。
原因は、新築分譲マンション価格の高騰。
東日本大震災の復興需要や2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、資材費・人件費が高騰。さらに、経済政策により地価も上がったことも影響しています。
札幌の新築マンション販売価格高騰についてと2008年位のマンション不況との違いなどをまとめます。
こんにちは、札幌分譲マンション在住・兼業主夫のケンさく(@kensaku358)です。
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札幌の一般的なサラリーマンにとって新築分譲マンション購入は難しい価格に!
2015年札幌新築分譲マンションの平均価格は、4,332万円!地域によっては、5,000万~6,000万という価格になってしまっているのです!
今や札幌の一般的なサラリーマンにとっては、新築分譲マンション購入が難しくなっているのです。
第1弾記事⇒ 札幌の新築マンションは2017年も一般サラリーマンは購入できないの?
2008年の新築分譲マンション不況とは違う!
以前にも札幌マンション不況ということがありました。今から8年前の2008年。
札幌新規発売新築分譲マンションの発売・成約とも、過去20年間で最低の数字になりました。
原因は、リーマンショックによる世界的金融不安による購買意欲の冷え込みです。
2016年の今とはちょっと違っています。今後どうなるかわからない!という不安から消費が冷え込みました。
それで、マンション業者もなんとか購入してもらおうと、値引き合戦となり、乱売も懸念された程です。
実際に、600万円の値引きで購入した。ということもあったようです。
当時は差別化ということで、日本グランデの豪華設備がウケました。
消費が冷えこんでいる時に、今までにないステキなマンションなら購入しても良い!ということで、日本グランデマンションが人気になってました。(今でも人気がある!?グランファーレ伏見アクアスプリングスは、1~3期販売まで完売)
これも一つの企業努力!?
他のデベロッパーが、何も考えずに今までと同じやり方で企画・販売していたのですから、差別化になりますよね。
現状は、値引きなどどうなっているのでしょうか?
明らかなのは、マンション供給側が、なんとかコストを安く抑えようという工夫をして設計・販売するか、販売自体を控えている事ですね。
たとえば、
- 部屋面積。4LDKで90㎡以下にする物件。(
じょうてつアイム札幌山鼻) - 完成しても販売を始めない様子見の業者(売れ残ると印象が悪くなるので)
おそらくどのマンションでも、設計段階でコストを抑えるために建築的要素、設備的要素など様々な仕様を下げていることでしょう。こうなると、もはや新築分譲マンションの魅力がない!?
これからのマンション業者の戦略が気になります。
いったいどうするのでしょう?
日本グランデは、高齢者向けのサービス付マンションの企画・販売戦略も展開し始めましたが、果たして他のデベロッパーはどうするのか!?
マンションは立地が決め手!札幌なら地下鉄駅徒歩5分圏内を狙うのですが
今なら地下鉄駅徒歩5分圏内の新築分譲マンションは超人気です。そうすると、マンション価格も当然高い・・・・。
参考⇒
さあ、どうする?郊外の戸建てにするか、中古マンションを探すか、賃貸で様子見か?
高額な新築マンションを購入する場合ですと、覚悟と資産価値を十分に検討しましょう!
これからの住宅探しも今までの固定観念でいると、良い住まいにたどり着かない気がします。
しかしながら、子供の誕生で家族が増えていく、そしてどんどん成長していくので、悠長なことも言ってられません。
さまざまな情報にアンテナを立てて、生活スタイル、優先事項などをしっかり家族で共有して、住まい探しを真剣に考えないと、取り返しが付かなくなる!という事が、今まで以上に増えると思います。
我家もマンション住まい。2006年に新築マンションを購入しました。
購入10年目の経験者として、マンション購入後どうなったか?という事を中心に少しでもお役に立てる情報を記事にしていきます!