札幌の新築分譲マンションの平均価格は、今後どういう動向になっていくのでしょう?
2017年以降は、
- 下落していき、一般サラリーマンでも購入しやすくなるの?
- しばらく横ばいが続いて、一般サラリーマンは購入しずらい?
こんにちは、札幌在住マンション住まい兼業主夫・ファイターズファンのケンさく(@kensaku358)です。
このあたりは、以前も記事にしました。
その記事⇒ 札幌新築分譲マンション4千万超でも需要あり!狙いは道外高所得者にあり!
ただ、同じ札幌市内の新築分譲マンション平均価格なのに、
- 札幌の住宅流通研究所が発表した価格
- 東京の不動産経済研究所が発表した価格
が違うのです。
発売戸数の計上が約300戸も違うのです。
素人は、どうして?
と思っちゃいます。(プロの方は理解しているのでしょうか?どうでも良いことなのか?)
北海道新聞では、札幌の住宅流通研究所が平均価格を発表した時も、東京の不動産経済研究所が平均価格を発表した時も記事にしています。
両方の記事を見ると、平均価格が違うからなのかニュアンスというか切り口が違いました。
このあたりの疑問というか、どういう意図があるのか?
私なりに勝手に想像して、今後のマンション購入や売却タイミングのヒントとしていきたいと思いました。
目次(クリックで記事へ)
二つの会社がだした2016年札幌市内新築分譲マンション平均価格の違い
なぜ違うのか?
単純に二つの会社の集計しているデータが違うのでしょう。
でも、今や不動産のデータは、不動産業界では共有されているのではなかったでしたっけ?
「レインズ」という不動産業界専用のポータルサイトで・・。
それは、売却意思のある中古マンションだけ?
素人で詳細はわかりませんが、集計データが違うということは、新築マンションの販売戸数などは、共有されていないということは推測できます。
2016年札幌市内新築分譲マンション平均価格を比較してみる。
<平均価格/発売戸数>
不動産経済研究所(東京) | 住宅流通研究所(札幌) | |
2012年 | 2,939万円/1,434戸 | 2,953万円/1,681戸 |
2013年 | 3,292万円/1,685戸 | 3,208万円/2,168戸 |
2014年 | 3,694万円/981戸 | 3,739万円/1,167戸 |
2015年 | 4,332万円/1,033戸 | 3,844万円/1,417戸 |
2016年 | 3,913万円/1,088戸 | 4,146万円/1,394戸 |
参考⇒ 全国マンション市場動向2015年(年間のまとめ)|不動産経済研究所(東京)
毎年違うようですね。
特に、平均価格のピークをみると、不動産経済研究所(東京)では2015年で、住宅流通研究所(札幌)では2016年。
このあたりで、北海道新聞の記事内容でニュアンスが違ってきたのでしょうかね?
しかし、今後の札幌マンション動向を見る時にポイントになってくると思います。
北海道新聞の切り口の違いとは?
北海道新聞では、二つの会社が札幌市の新築分譲マンション平均価格を発表した時に記事にしています。
札幌の住宅流通研究所が平均価格を発表した時
2017年2月3日の北海道新聞どうしんウェブから引用いたします。
4千万円を超す物件の購買層は、医師など地元の高所得者が中心で、東京などの大手企業に勤務し、退職後の移住先として選ぶケースも多いという。
観光客の増加で札幌市内のホテルの予約が難しくなっていることで、道外からセカンドハウスとしての購入も増えており「一定の需要はあるので、この価格水準が当面は続く可能性がある」(分譲マンション大手の大京北海道支店)。
マンションデベロッパーのコメントを中心に掲載されているのですが、そのコメントをみると、価格が高騰していても、道外の高所得者などに需要があるので、大丈夫!というニュアンスに取れました。
高くても買ってくれる人に売る戦略を取るから、問題なしですと。
東京の不動産経済研究所が平均価格を発表した時
2017年2月22日の北海道新聞から引用いたします。
17年の見通しについて不動産研究所は「中央区以外にも引き続き高い供給が続く見込みで発売戸数は横ばいか微増。平均価格は下落傾向が続くのではないか」とみている。
引用元:北海道新聞2017年2月22日朝刊 経済面
この時は、マンションデベロッパーではなく、不動産研究所の分析コメントを掲載しています。
これから、札幌の新築分譲マンションの価格も下がっていくことを予想しています。
この記事をみると、一般サラリーマンも購入できいるかも!と期待しちゃいます。
結局、札幌のマンション価格はどうなるの?まとめ。
おそらく、不動産研究所の見立てどおり、2017年以降は、中央区以外の供給が増えていくので、価格は徐々に下がっていくことでしょう。
ただし、道外本社の大手デベロッパーは、首都圏富裕層でも売れるという判断のもと、中央区に供給を続けるのではないでしょうか。
それとは逆に、道内本社のデベロッパーは、中央区以外の供給が増えていくことでしょう。
クリーンリバーやじょうてつ、日本グランデなどですね。
ですから、これから住まい探しを始める一般サラリーマンにも、新築マンションを購入できるチャンスは増えていくと私は予想します。
価格だけではなくきちんと物件を吟味することを忘れないで!
マンションの価格が手頃になった~と手放しに喜ぶのは早計です。
きちんと、内容を吟味してくださいね。
例えば、専有面積。3LDKや4LDKの面積が適当か?
札幌市のマンションでは、3年前位までは、
- 3LDK:80㎡~
- 4LDK:90㎡~
というのが主流でした。
しかし、現在販売中のマンションの中には、
- 3LDK:70㎡~
- 4LDK:80㎡~
というように、10㎡位狭くなっている場合もあります。
他にも、いろいろチェックすることはあると思います。このあたりは、雑誌やプロのお話を聞いて勉強することが必要だと思います。
基本的なことから細かいことまでありますが、私は、やはりマンションは資産価値として考えて購入するのが大事かと。
そうすると、立地というのがどうしてもポイントになるのだと思います。
当然、札幌市なら中央区ということになるかと思いますが、中央区以外での人気地区に狙いを定めて選定するのも、価格面からみてもポイントでは?
そんな都合の良い物件はない?
たしかに。待っていたら購入チャンスを逃してしまうパターンもありますし・・。
新築も中古も、いろいろアンテナをたてて情報収集とリサーチ、勉強が必要ということです。
たとえば、家探し・家づくりの悩みを専属アドバイザーに相談して解決するサービスを利用するというのも一つの手段!
ホームズくんのCMでおなじみ、不動産情報サイトLIFULL HOME’Sの不動産・住宅情報の総合サービスだと全てのサービスが無料、何度相談しても無料。
理想の不動産会社や物件に出会えるまで、何度でもサポートしてくれるサービスなどもあります。
こういった情報や勉強になることをこのブログでも発信していければ!と考えております。
札幌のマンションが高い価格というのも長く続くかは疑問
現時点では、札幌のマンションは新築も中古も高い価格で推移していますが、実際のところ今後どうなっていくのか?
- 2020年までは今の状況と同じく横ばいを保つ。
- 2017年から徐々に下落傾向になる。
などなど様々なことが予想されていますが、ハッキリしているのは、少子高齢化。
人口が減り、高齢者が増えるということ。
単身者がさらに増加していくこともわかっているので、広いマンションの需要は減っていきます。
需要がなくなると、マンション価格も下がっていきます。
その時がいつ、顕著に表れるのか?
マンションを購入する側、売る側も勉強して知識を増やしておくという事は必要と思います。
さらに、マンションを購入してからも自分や家族の状況は変化していきますので、自分のマンションの価値というものを意識しておくという事も私は必要と思っております。
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