父親の罪は重い。置き去りではありません。
小3の長男が、私が怒った時(叱った時)のセリフと全く同じように妹に罵声?を浴びせていたという話です。
こんにちは、札幌在住・兼業主夫のケンさく(@kensaku358)です。
息子に自分の愚かさに気付かされる親としての情けなさ。
昨夜、私が子ども達より先にお風呂に入っていた時のこと。5歳の娘、トイレが怖くてお兄ちゃんに一緒に行ってもらっている様子が話し声で伺えました。
でも、お兄ちゃんはテレビを見ていたのに、無理やり連れて行かれて、ちょっとイラっとしていたようで、ふざけてなかなか終わらない妹に文句を言いました。
息子くん
「いい加減にしろ!」
「わかってんのか!」
そうです、私が感情的に怒っている時の言い方とセリフなのでした・・。
お風呂で聞いていた私は、自分が恥ずかしくなり、汗が一気に吹き出しました。(お風呂に浸かっていたこともあるが)
自分に嫌悪感と猛反省
「こんな嫌な言い方をしているのか・・」
「カッコ悪い・・」
「こんな風にいつも言われる息子や娘を思うと・・」
「嫌な気持ちになっているのだろうな・・」
「こんな言い方だと何も伝わらない・・」
「これって言葉による虐待か・・」
「もっとひどい時あるし・・」
ただただ、反省です。
夜、自分が疲れてきて眠くなったり、自分に余裕がなくなってきた時に私は、感情的に怒ってしまいます。
コレ、いつも妻に注意されています。しかも、生半可にコーチングの本を読んで、感情的な怒りはダメと知っているにもかかわらず。しかし、治らない。治せない・・。
完全に暴言による虐待している・・
瞬間的にスグにカーっとなってしまうのです。自分に負ける男で、とても弱い未熟なのです。
私も人間的にも親としても成長しなくてはならない。
「世界一受けたい授業」嫌われる勇気の著者岸見一郎先生より学ぶ
2016年4月30日放送の「世界一受けたい授業」。ベストセラー「嫌われる勇気」の著者、岸見一郎先生が講師として登場していました。
世界一受けたい授業では20代から60代の人に「嫌われる勇気」を読んでもらい、心に響いた言葉をアンケートしてそのベスト3を発表していたのです!
その第1位がまさに「怒り」についてでした。「世界一受けたい授業」のテレビ内容を記載していたブログがありましたので、引用させてもらいます。
【第1位 怒りとは出し入れ可能な道具である】
こんな心当たりはありませんか?母親「今すぐ部屋を片付けなさい!」
子供「後で片付ける」
母親「何言ってるの!いますぐやりなさい!」後で片づけるといってるのになぜまだおこっているのでしょう?お母さんが怒り続ける理由は子供が自分の言うことをすぐに聞かないから。お母さんは子供を思い通りにコントロールするために怒っているのです。
こんな時に電話がかかってくるとお母さんはすました声で電話に出ます。怒りが簡単に出し入れされました。
他にもお店などで見かけるのが喫茶店の店員のミスをここぞとばかりに大声で怒る人。その目的は店員をコントロールし、何か自分が得をするようなお詫びをさせようとしているのです。
怒りは自分に有利な状況を作るためにも使われます。なのでアドラーは怒りを出し入れ可能な道具と考えました。もしも言葉でお願いできれば怒りという感情は使わなくていいはず。なのに、怒りで自分の言うことを聞かせようとすることは未熟なコミュニケーションの取り方。
有田君が質問
「もし、仲のいい友人が約束を破った時に具体的に怒りを忘れる方法があれば教えてほしい。」岸見一郎先生「1つは、自分は怒っていると(冷静に)言葉で伝える」
もう少し冷静になれば怒っていたと思っていたが実は怒りではなかったことに気づく。
例えば子供の帰りが遅くなった。その時、怒りの感情が起きる。でもよくよく考えたら心配だったり不安だったりする。だから子供が返ってきた時に「どこをほっつき歩いていたんだ!」ではなく「心配していたんだよ。」と伝えればよい。
怒りで自分の言うことを聞かせようとすることは未熟なコミュニケーションの取り方なのです!
パパは怒っている!とまずは言葉で伝える。そして、もう少し冷静になって、どういう気持ちになったかを伝える。
なかなか難しいですが、少しずつ実践していきます。他にも怒りをコントロールする本や記事を読んで、実践していこう。
世間では、置き去り事件から「しつけと虐待の違い」ということが話題にされています。
新聞記事にコメントしている先生のお手本どおりには、なかなかいかないのが現実。また、子育てに100%正解は無いと言うのも事実。
子どもが未熟なのは当たり前。親は、大人だけど親としての人生も子どもと同じ期間で短いのです。
試行錯誤して、子どもと一緒に学び、家族のカタチを見つけていくしかないのかな~と思っています。
もう1度、「嫌われる勇気」読み直します・・。買って読んでいたのに、忘れてる(汗)
ケンさく