経済産業省が発表した新型コロナウイルスの消毒に有効な界面活性剤が含まれている、住宅・家具用洗剤の中に「液体マイペット」は含まれておりません。
有効とされているのは「スプレー式かんたんマイペット」です。
ケンさく
こんにちは、洗濯・掃除・オキシ漬けをブログ記事に書き始めて5年経過した札幌在住兼業主夫のケンさく(@kensaku358)です。
ココがポイント!
- 液体マイペットとスプレー式かんたんマイペットは違う洗剤です!
- 液体マイペットには新型コロナに有効な界面活性剤は含まれていない!
- 食器用洗剤を薄めた液を使った拭き掃除方法もあるが、3度拭きが推奨されていて超面倒!
- アルコール以外なら、スプレー式かんたんマイペットが一番おすすめ!
あくまでも、接触させてふき取るなどでウイルスを失活させる方法=拭き掃除での使い方です。
詳しくまとめていきます。
タップできる目次
液体マイペットとスプレー式かんたんマイペットは違う洗剤
同じなのは、マイペットもかんたんマイペットも2度拭き不要というところです。
配合成分を比較していきます。
成分比較
- 水(工程剤)
- エチルアルコール(泡調整剤)
- グリコールエーテル(泡調整剤)
- アルキルアミンオキシド(界面活性剤)
- アルキルグリコシド(界面活性剤)
- 塩化ベンザルコニウム(界面活性剤/除菌成分)
- エタノールアミン(アルカリ剤)
- クエン酸塩(pH調整剤)
- 香料
- 水(工程剤)
- ポリアクリル酸塩(分散剤)
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(界面活性剤)
- アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩(界面活性剤)
- エタノールアミン(pH調整剤)
- 脂肪酸塩(界面活性剤)
- クエチルアルコール(溶剤)
- アルケニルコハク酸塩(界面活性剤)
- 香料
- 着色剤
経済産業省が発表した新型コロナウイルスの消毒に有効な7種類の界面活性剤
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%)
- アルキルグリコシド(0.1%)
- アルキルアミンオキシド(0.05%)
- 塩化ベンザルコニウム(0.05%)
- 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)【5月28日追加】
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)【5月28日追加】
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%)
同時に有効とされる市販製品リストも公開になりました。
液体マイペットには経済産業省が発表した新型コロナウイルスの消毒に有効な界面活性剤が含まれていない!
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩
- 脂肪酸塩
- アルケニルコハク酸塩
ただし、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムに関しては、検証試験が続行されています。
なぜなら、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは、SARSウイルスの消毒に有効性が確認されていたからです。
6月下旬に、最終発表があるので結果を待ちましょう。
参考
【委員会資料】検証試験の中間結果等【PDF : 1MB】ナイト|製品評価技術基盤機構
北里大学研究所での検証試験結果では、NGだったので望みは薄いと私は思っています。
スプレー式かんたんマイペットには経済産業省が発表した新型コロナウイルスの消毒に有効な界面活性剤が含まれている!
- アルキルアミンオキシド
- アルキルグリコシド
- 塩化ベンザルコニウム
経済産業省が発表した消毒に有効なアルキルアミンオキシドの界面活性剤含有量は「0.05%」です。
十分に満たしていると判断できます。
ドアノブ、手すり、おもちゃなどの消毒には、かんたんマイペットが有効。
使い方も簡単!
スプレー式かんたんマイペットの使い方は2度拭き必要なしで簡単!
商品裏面に記載されている方法は、掃除するモノによって、直接スプレーするか布にスプレーして拭き取るかです。
直接スプレーして、シミになったり、故障の原因になったりする場合がるからです。
私は、ドアノブや手すりの消毒には直接スプレーしています。
可能であれば、スプレー後1分位待ってから拭き取ると確実。
しかし、ドアノブだと液だれしちゃうので、布にスプレーしてから1分くらい念入りに拭くのが良いと私は思っています。
スマホ、マウスやキーボードも直接スプレーしない方が良いですね。
壊れる可能性が高いからなのですが、自分の責任で工夫してスプレーして消毒しましょう。
食器用洗剤の使い方は3度拭きが推奨されていて超面倒!
SARSウイルス時にも界面活性剤が消毒に有効と国立研究所が発表。
その影響もあり、新型コロナウイルスでも食器用洗剤が有効と認識されている方が多いかもしれません。
しかし、経済産業省が公開したポスターによると、食器用洗剤を薄めて、三度拭きが必要と書かれています。
- 水500mlに食器用洗剤小さじ1杯(5g)入れて混ぜる
- 布を染み込ませて絞り拭き掃除
- 5分後水拭き
- 乾拭き
これって、かなり面倒です・・
他にもデメリットあります。
食器用洗剤使用時のデメリット
- 食器用洗剤で作った溶液はその都度使う
- 溶液をスプレーボトルに入れて噴霧はしない
- プラスチックは拭いた後放置すると傷む可能性あり
アルコール以外の新型コロナウイルス消毒方法を正確に知ることが大事!
ココがポイント!
- 【手・指の消毒】石けんやハンドソープを用いた丁寧な手洗いでOK!
- 【物品の消毒①】熱水(煮沸消毒)でOK!
- 【物品の消毒②】塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)でOK!
- 【物品の消毒③】家庭用洗剤などに含まれる一部(7種類)の界面活性剤もOK!
このように、経済産業省が発表しています。
参考
新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第二弾)METI/経済産業省
かんたんマイペットは、ドラッグストアなどで品薄になっていません。
経済産業省の発表を知らない人が多い!?
アルコール消毒じゃないとダメ!という概念が強すぎて浸透しない!?
要因はわかりませんが、実際の新型コロナウイルスで検証実験を行った結果を公表しているので、アルコール消毒にこだわらず、手に入るもので消毒していきましょう。
ドアノブ・手すり・おもちゃなどの物品消毒に、一番手軽で簡単なのが「スプレー式かんたんマイペット」ということ。