この冬もマンションの窓ガラスが結露を起こしてませんか?
毎朝毎朝、窓の水滴を拭くことが日課になっている札幌でマンション住まいをしている主婦のあなた!
本当にご苦労様です。大変ですよね~。
朝からやりたくもないことに時間を取られるというのは、本当にストレスです。
- 面倒くさい。
- 時間がかかる。
- 腰が痛い。
なんで朝からこんなことしなきゃならないんだろう・・と思いますよね。
こんにちは、札幌在住兼業主夫・ファイターズファンのケンさく(@kensaku358)です。
我が家もマンション住まいで、結露には悩まされていました。朝、水滴で濡れている窓ガラスをみるたびに心が折れていました。
ひどい時には、水滴が凍ってしまって放置するしかありません。溶けた時は、びしょ濡れになり、放置するとカビだらけ・・という結末です。
新築で入居してからの3年位は、結露なんてしなかったのに、どうしてここ数年は結露するようになったのだろう・・?
結露の原因と我が家の解決策、そして24時間熱交換型集中換気システムのメーカーサービスマン直伝のメンテを楽にする「技」も後半に書いていきます。
タップできる目次
二重窓のマンションなのになぜ結露するのか?原因を探ります。
我が家は、札幌でマンション住まい。新築で購入して10年経過しております。
マンション購入時の説明では、高気密性ということで、窓は全て二重窓なのです。
暖房は、リビング・ダイニング・キッチンが灯油式のパネルヒーターで、各個室は灯油式のファンヒーター。
リビング・ダイニング・キッチンでは、朝と夜に稼働させています。昼間は誰もいなくなるので、暖房は入れておりません。
寝室や子供部屋は、寝るだけなのでほとんど暖房はいれません。
こういう環境で過ごしていると、リビング・ダイニング・キッチンでは結露がおきないのですが、寝室や子供部屋の窓で結露がおきてしまうのです。
- マンションの居室でも温度差があるから、結露がおきてしまうのでしょうか?
- それとも窓のゴムパッキンが劣化して、気密性が低下しているからなのか?
結露を放置すると、窓ガラスのゴムパッキンが黒カビだらけになり、さらに、フローリングや壁紙まで濡れてしまって、使い物にならない状態になってしまいます。
そして、カビだらけになった状態のままにしておくと、部屋中にカビの胞子が散乱して、とても環境が悪くなります。
カビ胞子だらけの空気を吸って生活することに。
寝ている間に確実にカビ菌を吸込みますよね。子供達にとっても良くない事ばかり!
- 一刻も早く結露から解放されて、カビに侵されるという余計な心配から解放されたい!
- 毎朝毎朝やっている水滴取りから解放されたい!
そして、空気のキレイな部屋で優雅な朝時間を過ごせた新築当時の生活を取り戻せたらどんなに快適なことでしょう。
結露が原因で、子供たちに変な病気やアレルギー体質になってしまうということは、なんとしても避けたいですよね。
24時間熱交換型集中換気システムの存在を知ってますか?
24時間換気システムは建築基準法で義務化されているので、最近の住宅であればどの家にも設置されています。
我が家のマンションも24時間換気システムの第3種換気方式で設置されております。
この24時間熱交換型集中換気システムが結露を防ぐポイントの一つなのです!
<24時間換気システムのチェックポイント>
- きちんとスイッチを入れてますか?
- きちんと運転されていますか?
- フィルターや排気・給気・吸込口の掃除をしていますか?
24時間換気システムを運転させておくことは、当然大事です!
そして、フィルター掃除をしないで放置しますと、フィルターの機能を果たさなくなり、本体にほこりが詰まってしまい、本来の機能を果たさなくなってしまいます。
本来の機能を果たさなくなると結露がおきるのです。我が家がそうでした・・。
ところで24時間熱交換型集中換気システムとは?
現在の住宅は気密性・断熱性が向上しているので、少ないエネルギーでも快適に過ごせるという特長があります。
しかし、換気不足が原因で部屋の空気汚染や結露で壁材・床材などを傷めたり、カビやダニの発生にもつながるのです。
ということは、気密性の高い住まい(マンション空間)にとって、換気システムはとても重要となります。
そこで、室内の空気をいつでも健康的でクリーンな状態に保つために、24時間熱交換型集中換気システムが必要に!
それ以前に、24時間換気設備の導入は、建築基準法の改正によって2003年より施行が開始されているので、法律的にも必要ということなのです。
24時間熱交換型集中換気システムの特長
防塵フィルターによって花粉やホコリをほぼ取り除いた新鮮な空気を室温に近づけて取り込みます。
そして、部屋の汚れた空気を強制的に排気するのが、24時間熱交換型集中換気システムです。
さらに、我が家に設置しているロスナイセントラル換気システムの特長と効果をまとめます。
- 「換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)する」省エネ換気システム。
- 給気用と排気用2つのファンを装備しているので(強制同時給排方式)、「建物の気密度によらず安定した換気が確保」さあれる。
- ダクト接続方式によって離れた場所に取り付けられた給気口と排気口とで、「住宅全体に効果的な換気経路を実現」している。
この手法は、第3種換気方式とも言われております。
省エネで換気方式のなかでも1番経済的です。そして、結露防止にも効果的。
給排気を1台の機器で行えるので、点検やメンテナンスが楽というメリットもあります。
参考⇒ 建築基準法24時間換気システム【第3種換気方式の仕組みと特徴】|24時間換気.COM
24時間換気システムのスイッチ入れてますか?
新築マンションであれば入居時に説明されたはずです。
「このスイッチは、24時間入れっぱなしにしておいてくださいね。」と。
でも、電気代のことを考えてとか、機能を理解しないで不要と判断してスイッチを切っているということであれば、
スイッチをONにしてください!
結露を防ぐことや室内の空気をいつでも健康的でクリーンな状態に保つためには欠かせないシステムなのです!
中古のマンションに入居されたのであれば、管理人さんに確認するか、スイッチを探してくださいね。
24時間熱交換型集中換気システムがきちんと運転されてますか?
システム本体の場所はわかってますか?
我が家は、ユーティリティーの天井裏にあります。点検口がある場所ですね。
点検口を開くと本体を確認できます。確認できたら、モーター音がするかどうかを確認しましょう。なんらかの音を確認できれば、作動しているはずです。
確認できたら、次は部屋の空気を吸い込んでいるかの確認です。
我が家のマンションだと、トイレとユーティリティーに部屋の空気を24時間熱交換型集中換気システムに取り込む吸込み口があります。
この吸込み口に、ティッシュをあてると「ペタッ」と張り付くと機能していることになります。
逆にティッシュが張り付かずにヒラヒラと落ちてくると、機能していないことになります。
ティッシュが張り付かないということは、部屋の汚れた空気をしっかり吸い込んでくれていないということです。
空気の循環も滞ってしまうので、結露の原因にもなるということです。
本体のフィルターや排気・給気・吸込口の掃除をしていますか?
24時間熱交換型集中換気システム本体のフィルター掃除をしていないと、フィルターの目詰まりがおき、きちんと機能してくれません。
吸込み口から部屋の空気を吸う力が弱まり、結露をおこすのです。
だから、定期的に吸込み口にティッシュをあてて確認することが重要になります。
本体フィルターの掃除方法は、
- 元スイッチを「切」にする。
- 点検口を開ける。
- 固定つまみを回して、フィルターカバーを開きます。
- ダストネットを取り外します。
- 給気側フィルターを取り外します。
- 防虫フィルターを取り外します。
- 排気側フィルターを取り外します。
- 全てのフィルターを掃除機でホコリを吸い取ります。
- 逆の手順で元に戻す。
という流れです。これは、我が家のシステムでの方法です。
ちなみに、我が家は三菱電機株式会社のロスナイセントラル換気ユニット(VL-15PZM2-L)です。
我が家は、排気側フィルターがホコリでビッシリとなった状態が多かったのです。
掃除機で吸うとキレイになりますが、真っ黒でどうしようもない状態の時は、水洗いしましょう。洗った後は、しっかり乾かしてから取り付けましょうね。
さらに、給気口、排気口、吸込口にもホコリなどで汚れている場合は、カバーを取り外して洗ってあげましょう。
フィルター掃除は忘れがちになりますので、注意しましょう!今年の大掃除で、掃除しましたか?
24時間換気システムが機能していないようなのでメーカーサービスマンに来てもらいました。
上記で書いたようにフィルター掃除もしっかりやっているのに、結露が一向に収まらないですし、吸込み口にティッシュをあてると、ヒラヒラと落ちてくるので、メーカーサービスマンに来てもらいました。
サービスマンに状態を説明すると、まずは、本体のモーター音の点検をしてくれました。
結果は異状ないようで、しっかり回っているとのこと。
次に疑われたのは、やはり、各フィルターです。しかし、フィルターは掃除したばかりでキレイです。
そうすると、24時間熱交換型集中換気システムの心臓部とも言える、透湿膜製全熱交換機「ロスナイエレメント」の詰まりが疑われます。
本体のネジを外して、透湿膜製全熱交換機「ロスナイエレメント」を取り出すと、ホコリがびっちり詰まってました~~!
ただのダンボールに見える「ロスナイエレメント」自体がホコリ詰まりを起こしていたようなのです。
たぶん、フィルターの掃除をこまめにしなかったので、フィルターを通り越して心臓部の「ロスナイエレメント」にまで達してしまったと思われます。
写真は撮り忘れてないのですが、サービスマンの方が掃除機でホコリを吸い込んでくれましたら、すっかりキレイになりました~~。
そして、元通りに組み立てて運転を開始して、吸込み口にティッシュをあてると見事にくっつきました!
メーカーサービスマンさんが他にもチェックした場所。
外壁に取り付いている換気口もチェックしてくれました。
この排気口が詰まっていると、空気の流れのバランスが崩れてしまい、正常運転しない原因となってしまうそうです。
しかし、屋外になりますし、我が家の排気口は掃除しずらい仕組み。なんとか、古歯ブラシや細いブラシで掃除してくださいとのことでした。
風量バランスが崩れていると、キッチン換気扇を運転している時など、玄関ドアが開きづらくなっている状態になっているとも教えてくれました。
その状態になっている時は、24時間換気システムのフィルターや外壁の排気口をメンテナンスをしましょう。
メーカーサービスマンさんからのメンテを楽にする「技」とは?
マンションの天井懐は低いので、24時間換気システム本体設置もギュウギュウに取り付いています。
我が家がそうなのですが、点検口を開けてもフィルターカバーが全開にならず、フィルターを取り出せません。
なので、メンテナンスが結構大変なのです。男性の私でも大変ですから女性だともっと大変です。
そんな時には、吸込口に薄いフィルターを貼り付けるとメンテナンスが楽になりますよとアドバイス頂きました。
そのフィルターは、しっかりとしたものではなく、100均で売っている薄いフィルターで良いそうです。
このフィルター1枚つけることで、点検口を開けてシステム本体のフィルターを掃除する頻度が少なくて済むのです。
肝心の結露はどうなった!?
24時間熱交換型集中換気システムがメンテナンスによって、正常運転されて結露はどうなったかというと、
すぐには解消されませんでした・・。
まあ、メンテナンスを行ったのが2月ということでもあったのですが、本格的に結露が解消されたのは、次の冬シーズンのことでした。
冬の始まりに今シーズンも結露するのだろうな~と思っていたのですが、一切結露なしなのです!
真冬に結露を放置して窓ガラスが結露の水滴で凍っていたのに、夏同様に結露がおきません!
あの面倒な毎朝の水滴取りの作業から解放されました!
やっぱり、メーカーサービスマンさん伝授の「技」が効き目あるようです!
吸込口に薄いフィルターを1枚取り付けるだけで、本体の排気側フィルターにホコリが付かなくようになり、24時間換気システムが本来の働きをしてくれたということですね。
吸込口フィルターにホコリがたまってきたら、取り替えてあげれば新築当時のように結露もおきず、きれいな空気で過ごせるようになったということです。
マンションでの結露を防ぐ方法は24時間換気システムにあり!まとめ
我がマンションの結露解決エピソードを記事にしました。
最後にもう1度、私が行った結露の予防策をまとめます。
二重窓なのに結露がおきているのは、24時間換気システムの運転状況を確認しましょう!
- きちんとスイッチを入れているか?
- きちんと運転されているか?
- フィルターや排気・給気・吸込口の掃除をしているか?
この3つを実行してもダメな時は、素直にメーカーサービスマンの力を借りましょう!
我が家のように、24時間熱交換型集中換気システムの心臓部とも言える、透湿膜製全熱交換機「ロスナイエレメント」の詰まりが原因かもしれませんし、本体の故障かもしれません。
気密性の高い現代の住宅では、24時間換気システムが室内の空気状況や結露防止には重要なポイントになります。
しっかりと24時間換気システムの理解とメンテナンスを行うことを忘れないようにしましょう!!
そして、毎朝の日課になっている窓ガラスの水滴を取る作業から解放されて、ゆっくりゆったりの朝を過ごしましょう!
温かいコーヒーを飲みながら過ごすゆとりのある冬の朝は快適ですよ。