ピタでんの評判は?運営会社F-Powerは2018年業務改善勧告受け赤字計上!

ピタでん 評判 業務改善勧告 赤字

ピタでんの運営会社F-Power(エフパワー)に2018年8月2日付で、業務改善勧告が出されました。

株式会社F-Powerは、平成29年11月1日付けで同社が実施した約4,900件の需要家を対象とする小売供給契約の変更(中途解約に係る違約金の対象範囲の拡大等を内容とするもの)について、需要家への通知文書に変更内容を具体的に記載しないなど、需要家に対する説明が不十分でした。

このため、当委員会は、電力の適正な取引の確保を図るべく、電気事業法に基づき、本日、業務改善勧告を行いました。

どうやら、中途解約に係る違約金の対象範囲拡大という契約事項を非常にわかりづらく知らせていたのです。

業務改善勧告を受けた理由

  • 契約事項変更前⇒供給開始から1年未満の解約にだけ違約金を課していた
  • 契約事項変更後⇒原則として全ての中途解約に対して違約金が発生する
  • この変更内容をホームページ内でわかりづらいところにリンク表示していただけだった

わざとわかりづらい書き方・知らせ方にしたと捉えられても仕方ないという判断に・・

コレカラ主婦

株式会社F-Power(エフパワー)が業務改善勧告を受けたのであって、ピタでんは関係ないのでは?

しゅふでん主夫

いいえ、ピタでんは、株式会社F-Power(エフパワー)の家庭用低圧電力販売ブランドなのです。

この記事では、ピタでんの運営会社F-Power(エフパワー)が企業向けの高圧電力販売において起こした失態?について突っ込んで書いていきます。

ピタでんは、株式会社F-Powerが運営しており、電気供給を受けています。
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電気料金比較シミュレーションで、ピタでんが電気料金の安さ1位と表示されたあなたの参考にしてください。

ピタでんの運営会社F-Power(エフパワー)が業務改善勧告を受けた理由

F-Power(エフパワー)が業務改善勧告を受けた理由や経緯について、経済産業省ホームページの添付資料に書かれてましたので引用します。

F-Powerが本件契約変更について当初行った説明は、前記 2⑵ア及びイのとおり、需要家が閲覧する「電力需給約款の改訂について」と題する文書等には、供給開始日から起算して1年経過後であっても契約期間の中途で解約する場合には中途解約違約金の支払が必要となるという需要家にとって不利益となる変更内容を記載せず、「Q&A よくある質問」のページを経由して、同ページ末尾のリンク先の「電力需給約款(11 月 1日改訂)変更箇所」と題する文書を閲覧しなければ、当該変更内容が確認できないものであった。

中途解約すると、1年経過後でも違約金が発生するという変更内容をハッキリとわかりやすく表示しなかったということです。

わざとにわかりづらいところにリンクを置き、誰も気づかないように一応リンクを張っていたと解釈できるのです。

実際に、監視委員会取引監視課の鎌田明課長がこのような発言をしています。

鎌田課長は、「記者発表時に『F-Powerがわざと分かりにくい書き方をしたと考えているか』という質問を受けた。これに対しては、そう捉えられても仕方がない、と回答した」という。

ずるい・・

という表現をされても仕方ないやり方と思っちゃいます。

このような業務改善勧告を出されてしまっては、評判・イメージダウンになる失態と思っちゃいますよね。

株式会社F-Powerのオフィシャル発表はこちらです。
参考 電力・ガス取引監視等委員会からの業務改善勧告への対応について【PDF】株式会社F-Power

次に、株式会社F-Power(エフパワー)がなぜこのような対応をしなくてはいけなかったのか?

その背景・原因は?ということについて触れていきます。

電力自由化において高圧電力部門の価格競争がものすごく激しくなっている

家庭用より前に自由化になった高圧電力部門は、今やものすごい価格競争が激化しているのです。

新電力会社の存続危機に直面している状況でもあるのです。

全面自由化を経て、高圧部門の価格競争は熾烈を極め、レッドオーシャンとなっている。新電力同士の競争に加えて、大手電力の値引き攻勢も凄まじい。

こうした状況の中、数カ月単位で電力の契約先を変える需要家が続出。短期間での中途解約を防ぐために違約金を設定したとみられる。

価格競争が激しい現状だから、ちょっと卑怯な手段を使っても顧客を離したくなかったということのようです。

株式会社F-Power(エフパワー)は高圧電力販売量1位(2018年4月時点)なのにも関わらず・・

それほど切羽詰まっているとも捉えられますね。

ピタでんの運営会社F-Power(エフパワー)は高圧電力販売量1位も危機感の表れ

ピタでんの運営会社F-Power(エフパワー)は、2018年4月時点で企業向けの高圧電力販売量1位の会社です。

しかし、高圧電力部門の価格競争が激しく一寸先は闇という状況。

この業務改善勧告で、電力会社を切り替える企業も多いと予想できます。

せっかく、積み上げてきた実績もマイナスになるかもしれません。

高圧電力部門の価格競争によるレッドオーシャンという状況なので、家庭用低圧電力の販売に力をいれるため新たに販売会社「ピタでん」を運営。

ピタでんは、評判の良いLooopでんきの電気料金プラン「基本料金無料+電力量料金一律」を真似ての参入。

しかも電力量料金をLooopでんきより少し安くして一気に販売件数アップを狙う戦略です。

ただ、電気料金の安さナンバー1という評価も、今回の業務改善勧告による評判・イメージダウンによってかき消されてしまうのではないでしょうか?

あなたの評価はいかに!?

ピタでんの評判・イメージダウンは避けられない!?

株式会社F-Power(エフパワー)が業務改善勧告を受けたのであって、ピタでんは関係ないのでは?

ピタでんの運営会社は、株式会社F-Power(エフパワー)だからこの記事では取り上げてきました。

株式会社F-Power(エフパワー)は、企業向けの高圧電力を販売。

家庭用の低圧電力は、ピタでんというブランドにして販売しているのです。

家庭用電気を販売するピタでんも現状は、1年未満の解約で違約金が発生するとしています。

しかし、

  • 運営会社F-Power(エフパワー)と同じく全ての中途解約に対して違約金がかかってしまうのでは?
  • 契約変更したのに、わからないようにホームページに記載しているのでは?

と思ってしまうのが正直なところではないでしょうか?

逆に、1度業務改善勧告が出たから、もう2度とこのようなことをしないと判断しますか?

ピタでんは北海道エリアで電気代の安さは3位!

しゅふでん調べによる北海道エリア電気代安さランキングでは、

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北ガスの電気とは、1年間で約1,500円~18,000円の差がつきます。

消費者である私たちがどのような判断をするのか、口コミ・評判が楽しみです。

私は、Looopでんきとの契約が2年を過ぎました。

私が申し込んだ2017年9月時点では、北海道エリアで1番電気料金が安かったのはLooopでんきでしたが、2020年10月時点では、40アンペア契約以上で熊本電力、30アンペア契約以下でピタでんが1番安い新電力会社となってます。

ピタでんに乗り換えも考えましたが、この業務改善勧告で悪いイメージを持ったので、Looopでんきの契約を継続することに。

ピタでんは、運営会社F-Powerの高圧電力の販売件数ダウンで、電気料金の値上がりという可能性もあり得ます。

ちょっと様子見しよう・・というのが本音です。

あなたはどうします?

ちなみに、2018年10月からスタートした楽天でんきが、楽天会員を中心に契約件数を伸ばしてます。

人気理由の一つが楽天スーパーポイントで電気代を支払えて、実質電気代0円も可能!ということ。

楽天カードで支払うとさらに得になる技も含めた記事も書いてますので、楽天ユーザーのあなたは是非お読みください。

【追記】F-Power2018年6月期決算で120.8億の赤字計上で北海道企業売電2019年3月撤退へ

新電力会社 F-power 北海道 高圧 企業向け 撤退 北海道新聞

F-Powerは、2018年6月期決算で120.8億の赤字計上をしていました。

その影響と思われますが、2019年3月に北海道内の企業など大口利用者向け市場から撤退することが報道されました。

参考 新電力・エフパワー 道内企業売電3月撤退 年50億円赤字どうしん電子版(北海道新聞)

北海道内の商業施設など企業向け約30万kw、自治体などの公共施設約10万kw分の契約電力を持っていました。

大口市場と言われている企業向け電力市場で価格競争の厳しさが伝わってきますね。

今後の北海道電力と新電力会社の競争が気になるところ。

ちなみに、F-Powerは家庭向け・低圧電力市場の供給は継続します。

ピタでん、エゾデン、はなカメくん電気などは引き続き供給されますので契約可能です。

ちなみに、コンサドーレ札幌とのスポンサー契約はどうなったのか・・?

2020年コンサドーレユニホームが発表されましたが、F-Powerの企業名はありませんでした。

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