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日本ハム陽岱鋼FA流出!早く新球場建設してソフトバンク同様の球団運営にせよ!

日本ハム陽岱鋼FA宣言

「日本ハムファイターズは、翔と岱鋼のチーム。」

常々、栗山監督が話していた言葉です。

しかし、2016シーズンオフに陽岱鋼FA宣言(⇒他球団移籍するとも会見で発言)ということに。

こんにちは、札幌在住兼業主夫・ファイターズファンのケンさく(@kensaku358)です。

会見では、

自分のため、家族のため、他球団に移籍します。

来年の戦力メンバーの中に自分の名前がなかった。
(実際にそうしたリストが存在しているわけではないらしく、陽岱鋼が肌で感じての表現のようです)

『卒業おめでとう』という言葉を頂いた。僕の中では深い意味がある。

参考

と言うことを、球団、ファンに感謝を込めて話していました。

なんとも寂しく、悲しい会見でした・・

これが、プロの世界、チーム事情と分かっていてもファンとしては泣きたくなります。

陽岱鋼のFA移籍は日本ハムファイターズ球団の資金面での現実がある

いや~、ファイターズファンとしては寂しい限りです。

あの、華麗な守備がファイターズでは見れなくなり、他球団でみることになるなんて・・

今季、前半中田翔が絶不調の時に打線を支えていたのが、陽岱鋼なのです。

チームリーダーの意識を前面にだし、チームを引っ張ってくれました。

しかし、8月に守備での全力プレーでフェンスに衝突。肋骨の骨折。

そのあたりから、元気も打撃も下降線になりました。

ですから、シーズン終盤やクライマックス、日本シリーズでも調子が上がらずでスタメン落ちが目立ちました。

なので、陽岱鋼に対する今季のイメージが悪くなっているかもしれません。

確かに、打撃ではムラが多いのも事実。しかし、打率.293はパ・リーグ打率ランキング8位ですよ!! 

さらに、外野守備ではまだまだ若手には負けていない。実に寂しい・・

出身の台湾では、絶大な人気物。台湾からのファンを北海道に連れてこれるメリットも持っている選手。

しかし、日本ハムファイターズ球団の資金面での現実があるのです。

残念ながら、今のままの経営モデルでは人気選手の流出を止められない台所事情なのです。

ファイターズは1年間で約26億5000万円を札幌ドーム側に支払っていますが、この金額は、日ハム選手の年俸総額とほぼ同等(約27億円超)なのです。

だから日本ハムファイターズは、親会社の日本ハム本社から年間27億円に至る広告宣伝費の補填を受けているのです。

親会社の補填がなければ、実は毎年赤字経営ということなのです。

つまり、新しい経営モデルを構築して大幅な収益増を図らないと、人気選手や実力ある選手を手放さなければならないというファンには厳しい現実が続くのです!

日本ハム本拠地移転、新球場・ボールパーク構想には人材流出を防ぐための意味合いもある!

札幌ドーム

日本ハムファイターズがなぜ、札幌ドームという本拠地がありながら今年、新球場・ボールパーク構想と騒いでいるかと言うと、今のままでの経営モデルが限界に達しているからなのです。

新しい経営モデルの肝になるのが、球場問題ということになるのですね。だって、札幌ドームに支払っているのが毎年約26億5000万円ですよ。

内訳は、

  • 札幌ドーム使用料:9億円
  • 札幌ドーム開催に必要な経費:15億円
  • 広告看板代買取代:2億5千万円

参考記事⇒ 日ハムの球団経営を圧迫する旧態依然の壁 (THE PAGE) – Yahoo!ニュース

札幌ドーム開催に必要な経費というのは、ファイターズが資金を出して作ったフィールドシートの撤去と設置、札幌ドーム内のトレーニング施設器具の片づけにまつわる経費や警備費、清掃代などです。

さらに、札幌ドーム内の飲食店の運営は札幌ドーム側ですので、売上収入はもちろんゼロ。

札幌ドーム内のグッズ販売に関しても、札幌ドームに卸す形態なので利益がそんなに上がらない仕組み。

やはり、この一番大きな支出にメスを入れなければ、ファイターズの経営モデル改革は成り立たないという判断をしたのでしょう。

収益改善なしには、選手流出を繰り返すという最悪な状況がいつまでも続き、チーム運営にも限界が生じてくるということです。

新球場の初期投資や固定資産税などを考えると本当にメリットがあるのか?という声もあるようです。

収入

新球場建設するのに、土地購入費、建設費などを考慮すると、約500億円。

さらに、広大な土地となるわけですから多額の固定資産税がかかる訳です。

そのあたりの投資金額を考えてもメリットがあるのか?本当に、新球場建設が経営モデル改革となるのか?という意見もあることでしょう。
参考記事⇒ 「日ハム新球場」構想は実現するのか? (多田稔 中小企業診断士) : シェアーズカフェ・オンライン

正直、素人の私にはわかりかねます(汗)

でも、初期投資では親会社の十分な投資額がなくても、北海道や札幌市が協力してくれなくても、おそらく札幌市民や企業の協力が期待できるのでは?と思っています。(その代わり、札幌ドームをなんとしても赤字にしない覚悟をせよ札幌市!

北海道にほぼ根付きつつある日本ハムファイターズです。

今年もあれだけの感動をあたえてくれた球団です。

北海道の有権者数が約460万人。一人1万円を寄付したとしたら、460億円!!

仮に200万人だとしても、200億円!!

まあ、皮算用ですからどうなるかはわかりません。

ただ、もしそのような企画があれば多くの方が賛同するかと思っています。

福岡ソフトバンク・ホークスのオーナー孫正義氏が語った金満球団への反論

福岡ソフトバンク・ホークス

2015年に福岡ソフトバンク・ホークスが2年連続日本一に輝いた時に一部ファンからでた批判ワード「金満球団」に対する反論が実に興味深い内容です。

「金満チーム、かつてのジャイアンツを上回るくらいに、お金を使って(選手を)獲得していると表現されますが、実はパ・リーグは始まって以来、70年ほどすべての球団が赤字でした。

過去1チームも黒字ではなかった。しかし、ソフトバンクは最初の数年は赤字でしたが、ここ数年は毎年、数十億円の利益が出ています。

各(他)球団は、所有企業の広告代で(赤字を)補填しています。ソフトバンクは、本社からの広告補填なしで、球団経営が黒字です。

その黒字を選手、監督、スタッフに還元することをやっています。いわゆるオーナ企業の側からのお金で、金満している事実はないのです」

という孫正義氏本人が話した内容です。

日本ハムとは違って、本社からの補填費なしでの黒字経営をしているのです。だからこそ、その利益で自球団選手のFA流出を阻止したり、FAでの選手獲得などを積極的にできるということ。

やはり、福岡ソフトバンク・ホークスも福岡ドームを860億円で買い取ったことが、黒字経営につながっているようです。

まあ、買い取ったのは福岡ソフトバンク・ホークスの親会社である孫正義社長のソフトバンクグループですがね。

福岡ソフトバンク・ホークスというか、孫正義氏が目指している球団としての経営理念はメジャーリーグの考え方のようです。

まさに、日本ハムファイターズの経営もメジャー流を目指していますから、ライバル球団に先を越されているという訳なのです。

「グッズ、飲食、商店街やファンクラブの盛り上げもあって、球団運営がうまくいき、球団が黒字で(本社からの)補填なしでやれています。

企業とスポーツのあり方は、単なる広告塔という存在だけじゃなく、プロ球団、そのものの運営のありかたをレベルアップすることで、ちゃんとポジティブスパイラルを作ることができます。
 
赤字で縮小するのではなく(戦力を)強化することで、逆に黒字になるんです。そういうポジティブな可能性があることをホークスの経営で感じました。
 
プロスポーツの運営は、アメリカやはヨーロッパでも、よりプロ化されています。そのことでどんどん企業価値が増えています。日本は、これからもそうなっていくでしょう」

まさしくファイターズは、このソフトバンクの孫オーナーの言葉を目指しているのでしょう。だからこそ、新球場・ボールパーク構想を絶対に実現しなければならないのでしょう。

新球場建設ではなくて、札幌ドームを買取るということになると、元々多目的施設ということや様々な制限が引っかかるということもあり、非常に中途半端になるとファイターズは判断していると思います(私も)。

初期投資がかさんでも、新球場・ボールパーク構想を新たに実現した方が、長期的にみて賢い選択となると判断したはず。

だからこそ、新球場・ボールパーク建設に乗っかる企業や自治体がたくさんあってもいいのでは!?と思っているのが私です。(素人ですが)

特に、札幌市やJR北海道なんかチャンスなのではないかと思うのですがね。
関連記事⇒ 目指すのは自慢できる観光地!日本ハム新球場ボールパークに望むこと。

陽岱鋼がFA移籍となり大谷もメジャーにポスティング移籍、中田翔もFA移籍・・・という可能性も

大谷翔平は、2016年シーズンの二刀流での大活躍で日本一に輝き、その評価をグングンと上げています。

早くてプロ5年目の2017年シーズン終了後にもポスティング移籍するのでは?と騒がれ始めました。

さらに、中田翔も2017年シーズン終盤にも国内FA権取得の可能性も十分にあります。

とすると、資金面で苦しい日本ハムファイターズとしては、ここ1~2年で陽岱鋼も含めた看板スター選手を3人も失うことになる事態も・・・ないとは言えない。

ただ、新球場・ボールパーク構想がもし実現しても8年後。それまでは、札幌ドームを使用しなければならないので、すぐには福岡ソフトバンク・ホークスのように球団単体での黒字経営にはなりません。

その間、現状同様若手育成方針で自前のスター選手を育てなきゃなりません。しかし、育ったスター選手は他球団流出。

我慢の期間は仕方ない。

しかし、長いスパンで考えるとこの負のスパイラルを繰り返してはならないということですよね。

我々ファンとしては見守るしかないのですが、私は、日本ハムファイターズがポジティブスパイラルを作る挑戦を応援します。協力できることがあれば、できる範囲で協力したい!(超超微力)

でもでも、ダルビッシュ、ひちょり、糸井、小谷野、吉川、石川慎、そして陽岱鋼。愛着ある選手の流出は、避けられないと言え、悲しく切ないものなのです。ファンにとっては・・・。

ダイカ~ン!!

2 COMMENTS

naoru

はじめまして。naoruと申します。
「北海道日本ハムファイターズ」日本一おめでとうございます。
以前から新球場情報を参考にしてました。

信憑性のない某ネット情報(w)のネタかもしれませんが、年内に監督が新球場構想に対して承認云々を見た覚えがあるのですが、スケジュール的にそろそろ確定するのでしょうか?気になって仕方がありませんw

W主夫さんの苗穂案、何度も検討した結果、あらゆる面でベストだと個人的に思います。
1)表向きには、案としてマスコミに登場していない点。(本命は最初にでない)
2)JR北海道として、未来を見据えた経営の方針の観点から。
3)中心地だから、オープン当初から確実に多くの入場者数が見込める点。
(500億円以上の借金?をするのだから、返済計画が確かでないと資金面を確保するのは難しい。その為には返済計画がしっかり出来ることが重要)
4)市内に決まれば、札幌市の顔も立てることができる。
5)日ハム、JP北海道、サッポロビール etc.も参加して民間企業共同体で進められる気がします。(例え市内残留でも、一応、札幌市に背を向けることになるから、日ハム一社だけの力では困難な問題を解決するのは難しいけど、北海道を代表する企業が集まった複合体を作れば乗越えられそう)
6)したたかな日ハムファイターズ経営だから、構想は発表する前から、巧みに出来上がっている可能性が高いと思う。
以上が、W主夫さんの苗穂案意見に追加して気になっています。

ところで、苗穂再開発は以前にもドーム施設の構想があったようですね。本日初めて知りました。札幌ドームができる前の1994年に市長に陳情。
しかし、1996年に「2000年ワールドカップ」開催をにらんだ札幌ドームの早期整備が必須となり、今の場所が決まり消滅した案だったようです。
http://www.hkk.or.jp/kouhou/file/no508_chiiki.pdf

kensaku

naoruさん、コメントありがとうございます!
苗穂工場に新球場という件に対する見事な検討解説もいただき、本当にうれしく思います!

まずは、新球場の進捗状況は、マスコミの情報によると、12月3日に札幌市主導で4者協議なるものを開催するようです。
また、日本ハム側は今年度中(2017年3月末)までに候補地を絞るというスケジュールをもっているので、もう少しでしょう。

苗穂の立地は、いろいろ魅力的ではありますよね。
でも、苗穂工場は、JRの運営上欠かせないものなのかな~と。最近思っています。どうなんでしょう?
さらに、苗穂工場すべての土地を利用しないと、新球場も成り立たないのかな~とも。それだとしたら、やはり、現実的ではないのかな~。

素人考えですから、なんとも言えませんね。
しかし!プロの方々ならウルトラCを考えているはず!と希望を持ってます!
naoruさんの意見を見て、またまた楽しみになりました!

さらに、以前にも苗穂工場にドーム構想があったという情報まで。ありがとうございます!
新球場楽しみにしましょう!

ブログ読んでくださり、ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!

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